【教えてマネージャー!】Webコンサルタント採用のよくある質問に答えます!
SEOが主軸の支援から、SEOを手段の一つとする包括的なデジタルマーケティング支援へと事業の舵を切って2年が経つDX&マーケティング事業部(以下、DXM事業部)。同事業部のコンサルティングユニットの社員数は2021年7月から3倍近くに増え、顧客ニーズの増加を如実に示しています。
営業経験を活かしてWebコンサルタント、Webマーケターへのステップアップが叶うナイルのWebコンサルタント職は、まだまだ絶賛募集中!
ですが、中には「SEO未経験で勝負できる気がしない」をはじめ、不安や疑問が払拭できずに応募をためらう方もいるようです。
そこで今回は、同ユニットを率いる宮澤徹と早川晃輔の2人に、Webコンサルタント職への応募にあたって候補者の方が気になっていることをぶつけてみました。
宮澤徹(みやざわ とおる)
DX&マーケティング事業部 コンサルティングユニット 上級マネージャー
新卒でエンジニアとしてソフトウェア開発に従事。ディップ株式会社に転職後、営業8年を経てWebマーケターに転身。その後、株式会社オープンドアに転職しマネージャーとしてWebマーケティング全般を担当。2020年3月にナイルに入社後、2021年1月にマネージャー就任。同年7月からコンサルティングユニットの上級マネージャー(責任者)となり、2年間で社員数3倍の組織に拡大する。
(宮澤が転職のきっかけや入社理由を語った記事はこちら)
早川晃輔(はやかわ こうすけ)
DX&マーケティング事業部 コンサルティングユニット マネージャー
Webシステム開発会社にて受託開発・SaaS製品の営業を担当。セールスマネージャー就任後、兼任で新規事業チームを立ち上げ、複数のWebメディアの運営業務やブロックチェーン関連事業の戦略立案・マーケティングなどに従事。2021年12月にナイルへ入社し、BtoB、BtoC問わず多数のプロジェクトのWebコンサルタントとして活躍する。入社半年後には全社新人賞を獲得。2023年4月にマネージャーに就任。
目次
DXM事業部のWebコンサルタント職ってどんな業務?
――今日は、応募者の方が知りたそうなこと、採用の現場でよく聞かれることをお2人にどんどん聞いていきたいと思います!それに先立って、DXM事業部のWebコンサルタント職の概要を改めて教えてください。
宮澤:法人顧客のデジタル戦略立案から運用推進までのWebコンサルティングを行うポジションです。
セールスが主導し契約が締結した段階で、「ナイルの支援を通じていつまでにどうなりたいか」「初期にナイルが何をするか」というKPIと初期設計は決まっていることがほとんどです。
2ヶ月程度の初期設計終了後は、Webコンサルタントがクライアントと話し合い、最適な商材を掛け合わせた具体的な戦略を提案・実行していくのが基本的な流れになります。
早川:施策を展開する中で状況が変わったり、新しい課題やニーズが出てきたりしたら、柔軟にアジャストして目標に近づけていきます。
戦略や実行支援を行うだけではなく、クライアントに向けた研修や課題を見つけるワークショップを行うこともありますよ。
――では、今のお話に関連して、さっそく「よくある質問」の1つ目からお聞きしていきますね。
応募する際にSEOの知識はゼロでもいい?
──戦略の提案では、ナイルの強みであるSEOの知見が必要になると思いますが、SEO未経験でも本当に活躍できますか?
宮澤:はい、問題ありません。以前のWebコンサルティング業務には、SEOの知見と技術を駆使してサイトを上位表示させることが求められることが多く、かなりテクニカルな要素が強かったんです。
ですが、現在はクライアントの目標を達成するために、ユーザーにとって価値あるマーケティングを行うことがミッション。
SEOは手段のひとつであって、絶対的な武器ではありません。また、SEOを含むWebマーケティングの知識は入社してから十分身に付けることが可能なため、Webコンサルタント職の求人では「無形商材の法人営業経験」などのコミュニケーションに関する要素を必須スキルとして挙げていて、SEOには触れていません。
早川:ナイルはオンボーディング研修も充実していますし、テクニカルなSEOについてはそこで覚えることができます。なので、SEOの知見についてはそこまで重要視していません。
それよりも、クライアントとしっかりコミュニケーションを取って、どんな課題があるのか、ユーザーが本当に求めている情報は何かをいっしょに考え抜ける方であることのほうが重要です。
<SEO未経験からWebコンサルタントになったメンバーの記事>
オンボーディング研修ではどんなことを、どの程度学べる?
──では、Webコンサルタントとして入社後にまず行われるオンボーディング研修では、どんなことを学ぶのでしょうか。
早川:ナイルでは研修期間を約1ヵ月半設けていて、コンサルタントとして必要なスキルを網羅的に学ぶことができます。
私が入社前にイメージしていた研修は、1~2日は基本的なことを教えてもらって、「あとは実践で覚えてね」って感じを予想していたのですが、実際に研修を受けて、その期間、内容にはかなり驚かされました。
詳細は私のnoteに書いたので、そちらを読んでいただきたいですが、私にとってナイルでの研修期間は「精神と時の部屋」でしたね。
1ヵ月半の中に、1年分の実務経験と同等の内容が詰まっていた気がします。
──オンボーディング後は、どのように実務に入っていくのですか。
早川:先輩のWebコンサルタントといっしょに案件にアサインされて、OJT形式で実際の業務を習得していきます。
研修後、半年くらい経ってから徐々に一人立ちして、施策立案や効果検証、顧客コミュニケーションを主体的に行い、案件のメインコンサルタントとして活躍していくイメージですね。
人によって差はありますが、長くても1年あればSEO未経験でも十分活躍できると思います。
一人立ちしたら、だいたい一人5~10社程は担当します。
宮澤:意欲がある人にはどんどん仕事を任せていきますから、成長は早いですよね。早川さんも入社半年後で全社新人賞を獲得していますし。
現在のオンボーディング研修の体制になってから20名ほど入社してもらっていますが、研修期間中に離脱した人は一人もいません。
働き方は個人事業主的?リモートワークもできる?
──「リモートワークOK」といいつつ、実態は半強制的に週4出社…ってことはありませんか?
宮澤:ないです(笑)。その人が成果を出せる働き方を選んでほしいという理由から、週1回の出社推奨日はあるものの、それ以外は基本メンバー個々の判断に任せています。
Webコンサルタントチーム全体で、出社率は20~30%ほど。感覚としては、週1日出社が一番多いですね。
みんな、自分なりの生産性が高い働き方を見つけているんじゃないでしょうか。
週1日も出社推奨であって強制ではありません。中には月に数日出社という人もいますが、業務に支障がなければ問題ありません。
早川:同僚とのランチや、懇親会などがある日に出社する人も多いですよね。
午前中は自宅で業務を行って午後から出社し、退社後はメンバーと出掛ける、なんて人もいます。
――リモートワークだとコミュニケーションが少なくて孤独になったり、学びを共有する場が少なそうで不安になったりする方もいそうですが…。
宮澤:週5日出社が当たり前だった時代は、ミーティング後に雑談が自然発生して、困っていることをその場で聞けたり、悩んでいる人に声をかけたりといった自然なコミュニケーションにつながっていました。
ところが、リモートワークだとオンラインでのミーティングが終わったら接続も切るため、雑談が発生しづらいのは確かです。
私もこの状況は良くないと思って、オンラインでも自由にコミュニケーションが取れる場を週に1回設けました。今は「コンサルディスカッション」と銘打って、少人数のチームに分かれて、いろんな話をしています。
早川:各々が関わっている案件で実施した施策の事例や、クライアントに喜ばれた話、悩み相談などをラフに行っています。
中には、よく活用している拡張機能や便利ツールの自慢大会を開催して、チームの生産性向上をはかっているところもありましたね。
宮澤:このコンサルディスカッションを3〜4回くらい実施すると、それまで仕事で絡みがなかった人同士でも気楽に雑談できるようになっています。
3ヵ月に1回はメンバーをシャッフルするので、いろんなメンバーと交流し知見を交換できます。
残業はどのくらいある?
──また、面接では1日の勤務時間について質問をいただくことが多いですが、残業はどれくらいあるものでしょうか。
宮澤:コンサル全体で月平均で20~30時間くらいです。ここはもっと減らしたいところですね。
ただ、フルフレックスがかなり便利なので、プライベートとの両立はしやすいと思います。
早川:私の場合、息子のお迎えとご飯の支度で一時的に離脱して、落ち着いたらまた仕事に復帰する、みたいな働き方をしています。
「お迎えのため離席」などカレンダーに入れている人もいますよ。
ナイルで活躍している人の特徴は?
──続いて、ナイルのWebコンサルタントとして活躍しているメンバーに、何かしらの共通点はありますか?
早川:物怖じせずに行動できる人ですね。
「2ヵ月研修を受けただけの私が、大きな案件で何か意見を言うなんて…」「もし失敗したらたいへんだから…」といった気持ちになるのもわかりますが、その壁を乗り越えて前に出てきてほしい。
失敗をしない人よりも、失敗から学ぶ人のほうがむしろ成長が早いなと思いますね。
宮澤:まったく同意見です。
活躍している人は総じて自分の考えをしっかり持っていて、それを他者に伝えることができるし、さらに自分で言ったことに最後まで責任を持っています。
せっかく良い考えを持っているのに、今の立場でこれを言ったらまずいかなと引いてしまうのはもったいないし、みずから成長を止めているようなものです。
早川:実際、相談すべきことは相談するけど、自身の考えを持って、主体的に行動している人のほうが伸びていますよね。
宮澤:それは実感しますね。
あとは、主体的に取り組む中で何か問題が発生したときに、その場で然るべき人に相談するか、「次回の1on1やチームMTGで聞けばいいや」と思うか。
小さなことのようですが、このタイムラグが積み重なって、大きな成長の差になっていくんだと思います。
Webコンサルタントのネクストキャリアにはどんな道がある?
──ナイルのWebコンサルタントというと、やはりSEOコンサルティングのイメージが強いですが、ナイルでのネクストキャリアとして考えられるのはどういう道でしょうか。
早川:Webマーケティングの領域はかなり広いので、可能性は無限にあると思います。
特にナイルのWebコンサルティングは、当初からの強みであるSEOだけでなく、広告やソーシャルメディアなどに領域を広げている段階。
新しく入社する方のスキルや経験を掛け合わせることで、新しいキャリアを切り拓いていけたらおもしろいですね。
宮澤:「ナイルといえばSEO」といわれるほど特化して注力していた頃は、SEO以外のスキルを求めてナイルを離れる人が少なからずいました。
ですが、優秀で、ナイルを好きでいてくれるメンバーが社内で多様なキャリアを描けるように、進化を続けるWebマーケティング領域の幅広いサービスメニューや、新しい技術を常に取り入れていきたいと考えています。
──そのために具体的に取り組んでいることはありますか。
宮澤:手始めに、昨年までチームが分かれていた、サイト改善を行うアナリストとWebコンサルタントの区分けを2023年からなくし、運用分析から一貫してWebマーケティングに携われる人を育てる方針に切り替えました。
Webマーケティングに関する幅広い知見を持ちながら、一人ひとりが何かしら「自分の強み」を持っている。そんなコンサル集団を目指したいです。
風通しの良いチームで、自身も組織も成長していけるように
──では最後に、どんな組織づくりを進めていきたいか、意気込みを教えてください!
宮澤:一人ひとりが伸び伸びと働いて成長できるように、不要な気遣いや忖度するような雰囲気にならない「OPEN THE MIND」な組織づくりを進めています。
心理的安全性の高いチームで、自由に意見を出し合って切磋琢磨していきましょう!
早川:チームの誰かにうれしいことがあったら、ハイタッチできるような組織でありたいですね。
仲間の成果を心から喜べる人、またその成果を自分のエネルギーに変えて努力できる人に、ぜひ入社いただきたいです。
※本記事は2023年10月2日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。