スポーツ系からアニメ、社会見学まで!どれに入る?ナイルの部活動カタログ
コロナ禍でリモートワークが主体になる中、希薄になりがちなのが社員同士のつながりです。そこでナイルでは、元々あった部活動制度を刷新。オンラインでも活動できる新たな部活を加えた17個のラインナップで新入部員を広く募集を初め、Slack上では盛んに部活報告が飛び交っています。
今回は、部活動制度の刷新を牽引し、みずからも「社会見学部」の部長を担う組織人事の諸岡明子が17ある部活を一気にご紹介します!
人事本部 組織人事
諸岡明子(もろおか あきこ)
新卒でセールスプロモーショングッズの商社に入社し、企画・営業に9年従事。その後、住宅不動産業向けのシステム開発会社で人事に転身した後、ナイルに入社。組織人事として、自動車産業DX事業部・コーポレート本部を担当。
目次
部署も社歴も関係なく、気楽に楽しめるように
――改めて、部活動制度を刷新した経緯からお聞かせください。
ナイルには以前から部活動制度がありましたが、一部の部活だけがアクティブだったり、その部活があることを知っている人だけが入っているグループがあったりする状態が続いていました。
そんな中、コロナ禍ではほとんどの部活動がストップ。今後の部活動の在り方について話し合う中で、テレワーク主体で孤独感を感じがちな新人社員が組織に適応する場としても活用したいと考え、社歴問わず楽しめる設計にしたいと考えました。
――具体的に、どのような刷新をはかったのでしょうか?
以前よりあった部活はオフラインで活動するものが主だったので、オンラインでもできる部活は必ず作ろうと決めていました。フルリモートで働くメンバーが複数名在籍している中で、居住地を問わず交流をはかれる場所を作りたかったんです。
あと、運動系の部活がメインで、私のような文化系の人間が入るにはハードルが高いかもしれないと感じていたので、アニメ部や麻雀部、オセロ部など、ライトに楽しめる文化系の部活を増やすことにしました。
アニメの知識がすごくあるわけじゃなくても、麻雀やオセロが得意じゃなくても、それらに興味がある人が集まって、ゆるくつながることができる部活があるといいなと。
そうすれば、面識のないメンバーとかかわることのハードルを下げ、一歩を踏み出すきっかけになるのではないかと思ったんです。
――事業部にかかわらず交流できる場は貴重ですよね。
そうですね。事業部横断で、正社員だけでなく派遣・アルバイト・業務委託の方の入部も歓迎しています。壁が一切ない制度という意味ではレアだと思います。
――刷新後、活発に活動している部活もあるようですが、運営がうまく行っている理由はなんだと思いますか?
部活動のような取り組みって、意外と全社を挙げて盛り上がるのが難しいと思うんです。人によって温度差があって、一部の人だけ、あるいは人事チームだけが張り切っている状態になりがちというか…。
その点、ナイルには、新しい取り組みをみんなでわいわい楽しむカルチャーが根付いていて、部活のことも少しでも興味があったら気軽に参加してくれる人が多い印象です。
あとは、新しく入社したメンバーが社内交流を欲していたことが大きいですね。元々あった部活にも新しい人がどんどん入部していますが、新しくできた部活はここ1年〜2年で新しく入社した人たちが中心となって活動してくれています。
新しい部活はオンライン・オフライン両方に対応できるタイプもあり、気軽に参加できるのもポイントです!
ナイルの部活17個を一気に紹介!
野球部
会社の野球部というと本格的な雰囲気を想像しそうですが、実は初心者におすすめの部活。
「野球は素人だけど体を動かしたい」という理由で入部した人が多く、半数くらいは本格的な野球経験がないそうです。
最近では、かつて本気で野球をやっていた“ガチ勢”が入部して人数も増え、部内紅白戦ができそうだと聞きました。野球を見るのは好きだけど、これからプレイもしてみたい人におすすめです。
大人のピアノ部
取締役・人事責任者の土居健太郎さんが声を上げて立ち上げたのが「大人のピアノ部」です。久しぶりにピアノを弾きたい人から、弾いたこともないし楽譜も読めないけど弾いてみたい人までOKで、間口は広いですね。
今のところ、ロールピアノなどを購入して各自で練習し、できたことやつまづいている点をSlackなどで共有しながら全体での活動に向けて準備をしている段階です。演奏会などの企画も進んでいますから、この機会に新しい趣味を増やしたいならぜひ!
参考)土居さんの記事
面接で転職理由はどう話すべき?面接官が聞きたい、模範解答ではない「本音」
ビール部
飲食系の部活に関しては、ただ飲んだり食べたりするだけでなく、何らかのアクティビティを行うことが活動の条件になるのですが、ビール部ではビール工場のガイドツアーにみんなで参加したりしているそうです。
ビールライターでもあるデジタルマーケティング事業部コンテンツユニットの富江弘幸さんが部長とあって、珍しいビールを共有して飲みながら話をしたり、新しいビールの情報を共有したりといった活動もしているそう。ビールそのものと、ビールを通じたコミュニケーションを楽しむ部活です。
参考)富江さんの記事
コンテンツ×マーケティングで顧客の事業に貢献する編集者のマインドセット
実践する読書部
読書部は、元々メディアテクノロジー事業部内の活動(「推し本の魅力を語るLightning Talk」)が発展したもの。
良いと思った本の情報を共有して実践につなげていくのが目的で、独学の限界を感じている人、周りの読んでいる本を参考にしたい人などにおすすめ。硬派な名前ですが、ランチタイムなどに「耳だけ参加」もできる気軽さが魅力です。
気になる本があるときだけ参加するなど、スポット的な参加もできそうですね。
ゴルフ部
結構前からある部活で、代表や取締役の大村尚子さんなど経営メンバーも参加しています。部員が所属している事業部も幅広く、ふだんの業務では話す機会がない人とも話せるとあって、新入部員も多いです。
実は、今の部長は昨年(2021年)入社なんですよ。社歴の浅い社員が部をまとめてくれていて、自然と交流が活発化している点もスゴイですよね。活動頻度は四半期に1回程度コンペを開催していて、精力的に活動しています。
参考)大村さんの記事
「社外の目を持つ社内の人」大村尚子が語る、ナイルと並走した8年間の大変化
アニメ部
オフラインとオンライン、双方で参加できるのが特徴。アニメについて語り合ったり、アニメイベントに参加したりするほか、最近はオンラインで推しアニメLT会が開催されていました。聖地巡礼で岐阜県の白川郷まで行った人もいるとか…。
アニメはトレンドのネタがどんどん切り替わって、常に新鮮な情報交換が楽しめるのがいいですよね。Slackでも、よく「〇〇がアニメ化します!」「来期の〇〇が楽しみですね」と盛り上がっています。
辛いもの部
2015年に始まった、ナイル最古の部活。最初は辛いものが食べたい人たちの自主的な集まりで、ランチや飲み会で辛い物を食べながらコミュニケーションを深める場として使っていたそうです。今も30名ほどが事業部横断で所属していますから、けっこう大所帯ですね。取締役の長澤 斉さん、高階 良輔さんも参加しています。
激辛メニューにみんなで挑戦したり、料理に合う理想の調味料を探したり、唐辛子を自家栽培したりと活動内容も年々幅が広がっているとのこと。
ポイントは「激辛部」ではなく「辛いもの部」であること。辛いものが好きであれば入部できます。
参考)
長澤さんの記事
合言葉は「事業ファースト」。事業成長に積極コミットする管理部門の心得とは
高階さんの記事
高い機動性と組織の安定性の両立を目指す、「全員企画・全員自走」の組織づくり
日本酒部
元々同好会として活動していて、今回部活に昇格しました。ただお酒を飲むだけではなくて、日本酒の勉強会参加、酒造見学などを楽しむ部活です。
刷新後は一度顔合わせの飲み会をしてから、好きな日本酒の紹介やおすすめの日本酒情報の共有などをしているとのこと。今後は日本酒の飲み比べをしたり、日本酒検定に向けた勉強会を開催したりする予定だそうです。
ドライブ部
ふだんなかなか乗らない車を借りて、車の良さ、楽しさを共有するのがドライブ部。普通自動車免許があってきちんと走行できれば入部できます。乗った車については写真も使いながら詳細にレビューしてくれるとあって、車の購入を検討している人も相談に来ることがあるとか。
社内の部活動報告チャンネルで、先日乗った車についての超詳細レビューを投稿されていて圧巻でした…(笑)。旅先のグルメ情報などの発信もあって、車に興味がない人もレビューを読んで楽しめますよ。
釣り部
うまく部費を運用しながら船を借りて、3~4カ月に1回くらいのペースで活動報告が上がっているのが釣り部。
実は私も所属しているんですが、なにせ集合時間が早くてまったく行けていないんです。釣りが好きで、早起きが苦にならないなら、ぜひがんばって参加してください!
お子さんを連れてくるメンバーも多いですし、釣果を持ち帰って家で調理して楽しむ人もいます。
テニス部
テニス部もわりと以前から活動している部活ですが、積極的に活動してくれていた人の転職に伴って規模が縮小しているのが現状。このままだと休部になるかもしれません!
我こそは新しい担い手に、という方はぜひ入部をご検討ください。以前は他社と合同で大会に出たりもしていたので、活性化すればそうした機会が増えるかもしれません。
麻雀部
麻雀部は新規の部活で、現在37名が在籍しています。「麻雀を楽しむ」のがコンセプトで、オンライン・オフラインともに活動はとても盛ん。
前職で部活動による社員交流を主導していた方が部を率いているせいか、新入社員の方もスムーズに溶け込める雰囲気です。
料理部
コロナ禍で長く休止中だった料理部ですが、そろそろ再開を予定しています。「なんでもいいので1品作る」がルールで、料理が得意でなくても構いません。かつてシェフとして働いていた執行役員の大谷昌史さんに、料理のコツを教わることもできるかも?
この部活も比較的役員陣のメンバーが多く、事業部も多彩で、新しい人も何名か入部しています。
参考)大谷さんの記事
「ホスピタリティと数字の両立」をコンセプトに、自動車業界の変革に挑む
サッカー部
「適度な運動によるBET ON MY HEALTH」(バリューのひとつであるBET ON MYSELFになぞらえたもの)を謳うサッカー部。実は2012年から続く伝統ある(?)部活が復活しました。
過去の開催実績は10年で3回とのことですが、今後は定期的にフットサルやサッカー試合観戦を行いながら、ゆくゆくは社外フットサルイベントへの参加や、部員数21人くらい(7人で3チーム作れる)を目指したいとのことです。
部活を通じて「サッカーが好きになった!」「フットサルが好きになった!」という人を増やしていきます。
オセロ部
今のところ、オンラインでのオセロ講座と実際のプレイ(部員内のトーナメント戦)を半々でやっていて、今後はオフラインでの開催も予定しています。
オセロは誰もが一度はやったことがあると思いますが、部活では「戦略の定石を学んでコツをつかんだら、本当に勝てるようになった!」と大人ならではの楽しみ方をしている人が多いようです。誰でもできるけど意外と奥が深く、突き詰めていけそうなところもおもしろいですね。
お笑い好き部
名前の通り、お笑い好きな人のための部活です。お笑いライブへいっしょに行ったり、お気に入りのお笑い動画をシェアしたり、好きな芸人や好きなネタについて語り合ったり、とにかくお笑いについて「情報共有したい」「語りたい」というメンバーが集まっています。
コンテストに出場するなど、みずから芸人として活動をする部活ではないので、入部要件でも「自身がおもしろいかどうかは問わない」としています。つまりお笑いが好きなひとなら誰でも気軽に入部可能です。
社会見学部
私も所属している、事業部をまたいで31名が在籍中の部活です。1回目は防災地下神殿・首都圏外郭放水路を見に行きました。
「ちょっとアカデミックで、一人では行きにくい場所へみんなで行こう」という趣旨のもと、次は工場夜景クルーズを予定しています。国会議事堂やオペラ、歌舞伎、宝塚歌劇の観劇ツアーなどもいいですね。
人によって興味がある分野は違いますから、飛び入りメンバーも募りながらフレキシブルに活動していきたいです。
事業部を越えたつながりの発展に期待
――ナイルの部活ってこんなにありましたっけ(笑)。
17個、全部並べるとけっこう多彩ですよね。入社してどの部活に入ろうか迷ったら、オンライン・オフライン両方で活動している麻雀部やアニメ部は、開催頻度も高いのでお試ししやすい印象です。
個人的には、幼い頃に一回は遊んだであろうオセロにもう一度トライするのもいいかもと思います。どの部活にも同じ事業部のメンバーがいるので、馴染みやすいのはではないでしょうか。
――私も改めて入部する部活動を検討したいと思いました!
今回の部活動刷新は、事業部を超えた接点が高頻度で生まれていることも部活動による良い結果だと思っています。例えば、同じ事業部でも職域の関係でなかなか交流がないメンバー同士、異なる事業部のエンジニアや編集者同士などが、ふだんとは違う環境の中で関わりが生まれ、関係性が深まるといいなと思います。
そこからさらに発展して、新たな事業部やプロジェクトの誕生につながっていけばうれしいですね!
※本記事は2022年10月21日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。