カレーづくりとプロジェクトマネジメントは同じ!?カレーづくりのタスク化を通じて楽しく学んだWBSワークショップ
IT企業らしく、数々のアルファベット3文字が社内にあふれているナイルですが、今回私たちの前に登場した3文字は「WBS」!
WBSといって、真っ先に大江麻理子さんの顔が頭をよぎった人は少なくないでしょう。しかしそれは違います、「ワールドビジネスサテライト」の略ではありません。ここで紹介するWBSとは、「Work Breakdown Structure」という、たくさんの人が関わり、たくさんのタスクが存在するプロジェクトを円滑に進めるための作業分解図のことなのです。
プロジェクトマネジメントにおいて利用しない手はないものなので、大いに業務に活用したいわけですが、文字にするとなんだか小難しく感じられるWBS。「これを楽しく学ぼうじゃないか!」ということで、先日WBSワークショップがナイル社内で行われました。ここでは、このワークショップの模様をレポートします。
目次
身近な例を用いたわかりやすすぎる解説!
今回のWBSワークショップの講師は、この方。
福澤勝之
デジタルマーケティング事業部 コンサルティング部門
PMグループ グループマネージャー
2018年7月に中途入社。事業会社やデジタル関連企業等、これまでのキャリアで培ったスキルをさっそくバシバシ発揮し、先日PMグループのグループマネージャーに就任。車やアウトドア、食、酒にまつわることに造詣が深く、先日の社員旅行ではバスで移動する面々を横目に、マイカーで一人伊豆までやってきてしまうような…趣味人。
名字は「ふくざわ」ではなく「ふくさわ」と読む。
参加したのはデジタルマーケティング事業部のメンバー、約30名。
まずは「WBSとはなんぞや…」の説明から。
WBSは、プロジェクト全体に必要なタスクを洗い出すことで、作業項目やスケジュールを可視化するために用いられ、プロジェクトの進行中に起こりがちなタスク漏れを防いだり、誰がいつまでに何をやるのか、という役割分担を明確にしたり…といったことが可能になります。
この考え方は、仕事だけでなくさまざまなことに利用できますよ、ということで、「読書感想文」におけるWBSの事例を紹介してくれました。読書感想文を書くにあたっての一連の流れを、細かく分解していきます。
これらのタスクそれぞれにかかる日数を入れてスケジュール化したガントチャートがこちら!
このほかにも、「鮭おにぎりを作る」「カツサンドを作る」など、親しみやすい例を出しながら、WBSのあれこれをわかりやすく紹介。タスクがシンプルな案件にWBSは不要ですが、複雑なプロジェクトにおいては非常に有効であることが理解できました。
実際にWBSを作ってみよう!…大谷シェフって誰?
一通りWBSの解説が終わると、続いては参加メンバーみんなで実際にWBSを作ってみよう!ということに。そこで、今回のプロジェクトのお題が発表されました。
大谷さんとは…
元イタリアンのシェフであり、食通でもある大谷さんに喜んでもらえるカレーを作るにあたっては、小手先のカレーでは通用しません(たぶん)。そこで、参加したメンバーでいくつかのグループを作り、「大谷さんが納得するカレーを作るには」を踏まえたタスクを洗い出し、WBSを制作することになりました。
まずは紙やホワイトボード上で、おのおのタスクを洗い出します。
食通・大谷さんを唸らせるカレー、みんなはどう作る?
約30分、グループごとの視点で大谷カレーを掘り下げる作業が、ワイワイと続きました。そして、各グループの結果を発表!
すべてのグループがガントチャートに落とすまでの時間はなかったこともあり、ひとまずタスクの分解作業の結果をプレゼンすることに。
大谷さんの好みを知るため、彼の好みをヒアリングする時間をしっかり設け、材料調達や下ごしらえ、調理といった各フェイズで大谷チェックを行う堅実さを見せるこのグループ。お米の炊き直し指示の可能性まで視野に入れるという、徹底したリスク管理が肝です!
こちらのグループもまた、大谷さんの面倒くさ…失礼、大谷さんのこだわりを徹底的にヒアリングすることを大切にしていました。食材にも見識のある大谷さんの気持ちをくみ、材料を購入する店まで本人に確認するという気配りを見せています。1日でパパッと終わらせず、カレーを一晩置くことで一層味に深みを出そうという心意気には、「おいしいものを食べてもらいたい!」という大谷さんへの愛が感じられました。くれぐれも温度管理には気を付けたいところです。
…と、WBSを作っているのか何なのかわからないレポートになってしまいましたが、身近なトピックを用いて実際に手を動かすことで、WBSの考え方を学ぶことができた今回のワークショップ。今度は、実際に業務で真面目に活用していきたいと思います!
このように、中途入社の面々が、業務に役立つノウハウや業界知識を、ワークショップ/セミナーという形で、ほかの社員にシェアする機会が多くあるナイル。みんなでそういった知恵を共有することで、業務の効率化を図り、お客様に質の高い施策提案やソリューションを提供することができるよう努めています!
デジタルマーケティング事業部について
※本記事は2018年10月22日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。