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Web業界未経験で飛び込んだコンサルタントの道。タフな選択肢を選んだ理由は?

成果を出す人は、どんなときも目の前の仕事に対して真摯に、一心に取り組んでいるもの。デジタルマーケティング(以下、DGM)事業部のWebコンサルタントとして活躍中の石原翔太郎もその一人です。
ナイルに入社する前、彼は新卒で入社した会社で企画営業を担当し、持ち前のひたむきさで順調にキャリアアップしていました。
ところが、マネジメント領域に足を踏み出したとき、ふと浮かんだ疑問が石原の心に影を落とします。

「このままでいいのかな?」

今よりもっと成長するために、今以上に情熱を持って働きたい。「成果を出す人」が選んだのは、経験値が通用しないハードな場所へと立ち位置を動かし、「仕事に一途になれる場所」をみずから生み出すことでした。

石原翔太郎(いしはら しょうたろう)Twitter:@Shotaro_is324
デジタルマーケティング事業部 Webコンサルタント
大学卒業後、老舗の組織・人材開発のコンサルティング会社に入社。企画営業として3年半勤めた後、営業所長代理として小規模なチームマネジメントを担当。2022年1月にナイルへ転職し、Webコンサルタントとして活躍中。

<参考記事>
【ナイルって実際どう?】SEOの守備範囲は“いわゆるSEO”を超える―Webコンサルタント・経験者編
【ナイルって実際どう?】実践の場でコンサルティングの幅を広げることが成長の肝!―Webコンサルタント・未経験者編

もう一段ステップアップするために、働く場所と働き方を変えた

――石原さんは、まったく異業種・異職種からの転職なんですよね。

はい。前職は新卒で入社した老舗のコンサルティング会社で、企画営業職を担当していました。転職を考えたのは、4年目に営業所長代理を任せてもらい、営業所長不在のチームでマネジメントに取り組み始めた頃です。

登録した転職エージェントにナイルを勧められたんですが、そもそもナイルのことを知らなかったですし、Webマーケティングについてまったく知識がなかったので、一度は応募を見送りしました。ところが、転職エージェントの方が「きっと石原さんに合う会社だから」と強く勧めてくれて。

――むしろエージェントの方に、なぜそこまでナイルを勧めてくれたのかを聞いてみたいですね(笑)。

そうですね(笑)。取締役・人事本部長の土居(健太郎)さんには、「石原を一人前に育てられたら、DGM事業部のオンボーディングは成功」とまでいわれました。

――オンボーディングの質は、石原さんの成長にかかっているわけですね!ただ、前職では順調にキャリアをステップアップしていたのに、なぜ転職という選択肢を選んだんですか?

前職の仕事にはやりがいも感じていましたし、仕事自体も好きだったんですが、業界も、売っているもの自体もかなり成熟していたので、これから大きなイノベーションが起きる可能性は低いなと感じていて。
なので、勢いがあってチャレンジングなフェーズにある会社で働いてみたいと思ったのが一番の理由です。

あとは、自分自身に「売るもの」がないと思ったことも理由のひとつですね。
営業難度の高い無形商材を3年半扱ってきて、それなりに営業スキルは上がったつもりでしたが、それはあくまでも商材ありきの強み。
どんな環境でも、商材があってもなくてもやっていけるビジネスパーソンになるには、働く場所と働き方を変えるしかないと思いました。

――そうだったんですね。じゃあ、営業職にもこだわっていなかったんですか?

はい、営業でなくても構わないと思っていました。だから、転職の軸は「どんな会社か」だけで。
企画営業としてクライアントのために考えることは好きだったので、「成長中の業界・会社で、考える仕事」みたいな、めちゃくちゃふわっとした希望を転職エージェントに出した記憶があります。

――何をやりたいかより、どこで働きたいかを重視していたんですね。

そうなんです。ナイルの面接では、社内のいろいろな方の話を聞くことができて、会社の未来にとてもワクワクしたのを覚えています。
オファー面談では代表と直接話をさせてもらって、「世の中に価値を残せる仕事をしたい」という熱い思いと、その思いを事業に落とし込んで本気で取り組んでいることにしびれました。

実は、ナイルのほかにもメガベンチャーをはじめ、ネームバリューのある会社からお声掛けいただいていたのですが、最終的には私が「いっしょに働きたい人がいる・カルチャーに共感できる・挑戦したい」の3つがすべてそろったナイルに決めました。

――とはいえ、まったく未経験の業種・職種にゼロから飛び込むのは不安ではなかったですか?

うーん、まぁ、まったく不安がなかったといったら嘘になりますけど、具体的な働き方やキャリアプランを提示してもらっていましたし、楽しみな気持ちのほうが大きかったです。どうせやるなら、何もわからないほうがおもしろいじゃないですか。

年齢を重ねていくと、ゼロから新しいことにチャレンジできる可能性は低くなるかもしれないですし、20代のうちに限られたチャンスを活かしたい一心でした。

SEOもWebマーケティングも知らないまま、ナイルへ

――Web業界自体が未経験ということで、たいへんなこともあったのでは?

最初は本当に知識がゼロだったので苦労しましたね。
入社前に、土居さんの著書「10年つかえるSEOの基本」と、「一番やさしい新しいSEOの教本」が課題図書として送られてきたんですが、この時点でなかなかハードルが高かった。

土居さんの本は全体観的な話だったこともあって興味深く読み進められたんですが、もう1冊が本当にやっかいでしたね。このレベルで「いちばんやさしい」なら一体どうなるんだ、っていうくらい目が滑って、全然頭に入ってこなくて、なんとか文字だけ追って読み終えました。

入社してからも、CanonicalやXMLサイトマップとか、これまで使ってこなかった言葉が飛び交うので、勉強用の単語帳を買ったくらいです。単語帳を開いたのなんて、高校生以来でした。

――DGM事業部のオンボーディング研修も苦労しましたか?

そうですね。でも入社3ヵ月で事業部の基準に沿った一人のコンサルタントとして顧客の前に立てるようになる、という意味ではかなり充実した内容になっているので、とてもためになりました。

特にSEOに関する基本的な考え方や手段、さらにSEOに関わるWebマーケティング領域の基礎的な知識については手厚くサポートしてもらった印象です。

基礎知識に加えて、受講者のレベルに応じて必要な知識をインプットしてくれるのもありがたかったですね。

<参考記事>
ナイルSEOコンサルの関門、新メンバー向けオンボーディングプログラムとは?

――Webマーケティング、SEOの基礎知識以外にレクチャーを受けたことはありますか?

業務に必要なExcelの知識ですね。前職ではSUM関数とアベレージ関数くらいしか使ったことがなかったので、ピボットテーブルやVLOOKUPから教えてもらいました。

――オンボーディング研修後は、すぐに実際の案件を担当するんですか?

そうですね。2~3案件ほど担当するところから始めました。といっても、最初の3ヵ月は「監修者」といってメンター的な存在の先輩が手取り足取り、ミーティングを重ねながら業務の進め方を指導してくれるので、いきなり自分一人で業務を進めるわけではありません。

――案件を担当するにしても、慣れるまでは先輩がちゃんと見てくれるのは安心ですね。

はい。案件によって状況はまったく異なるので、同じWebコンサルティングでも決まったパターンはありません。実践の場だからこそ、監修者の方から学ぶことはとても多いですね。
そうしてさまざまな案件を担当して、業務の流れややり方がわかってきたら、徐々に独り立ちしていく感じです。

ナイルはひよっ子の言うことにも真剣に耳を傾けてくれる会社

――前職の経験が活きているなと思うことはありますか?

手立ては違いますが、クライアントの成果の最大化を目指すのは企画営業もコンサルタントも同じ。なので、クライアントの課題を洗い出すためのロジカルシンキングだったり、コミュニケーションスキルだったり、ベーシックな部分はすごく役立ちました。

――社会人として培ってきた力が活かせるシーンは多いですよね。現在はメインで取り組む業務が増えてきた頃かと思いますが、特に印象に残っている仕事はありますか?

1つは、初めてユーザーインタビューをして設計したペルソナを、クライアントに高く評価してもらえた案件です。「すごく共感できる。こういうのを言語化してほしかった」と言っていただいて、自分のアウトプットに自信が持てました。

もう1つは、ナイルで10年以上のお付き合いがあり、ずっと定額でコンサルティングさせていただいている案件でアップセルできたことです。

――さっそく活躍されていますね!長く続いていたことを変えるのはたいへんなことだと思います。

何の思い込みも持たずに取り組めたのが良かったのかもしれません。
クライアントの目標を達成するには、Webマーケティングへの投資を増やしていただくしかないと純粋に思って、やるべきだと思うことを真摯にご提案しました。結果、より力を入れて取り組めるようにしていただいたので、少しずつ成果につながりつつあります。

――素晴らしいです。では、ナイルに入社してみて、課題だなと思っていることは出てきましたか?

クライアントと話していると、「ナイルはSEOの会社」というイメージがまだまだ強くてもったいないなと感じることがあります。
「SEOの会社」から「DXの会社」になるために、「ナイル横断ウルトラナレッジ」のような社内ですでに動いているWebマーケティングのナレッジ共有ツールも活用しながら、社内に散在している知見の一元化に協力したいですね。

<参考記事>
個のマーケティング知見を全社の知識資産に。「ナイル横断ウルトラナレッジ」

また、ナイルのWebコンサルティングは、1案件につきメインコンサルタント1人(編集者などほか職種のプロジェクトメンバーは除く)で対応しているのですが、最近ではひとつの案件の施策をコンサルチームみんなで考える取り組みをしていて、これがとても勉強になるんですよ。
こうして全員がさまざまなソリューションのパターンを知って、別の案件に活かせるようになれればと考えています。

以前の会社では移動中の車内での雑談レベルのインプットが意外と役に立ったので、テレワーク主体の働き方の中でもそうしたコツを気軽に共有できるといいですよね。

――確かにそうですね。最後に、どういう人がナイルのWebコンサルタントに向いていると思いますか?

ナイルのWebコンサルタントは、クライアントのためにがんばることをおもしろいと思える人、刻々とアップデートされていくSEOの情報を集める知識欲のある人なら、未経験でも結果を出せる仕事だと私は実感しています。

取り組んだ施策がダイレクトに数字に反映されるので、成果が目に見える仕事がしたい人にも向いているのではないでしょうか。

ナイルのメンバーは、誠実で嘘のない人ばかりです。誰も偉ぶらないし、経験がないことをバカにする人もいない。むしろ、入社したてのひよっ子の言うことにも真剣に耳を傾けて、やりたいことができるようにサポートしてくれました。

未経験であることを強みにできる会社でもあると思います。もし転職を考えていて、ナイルに興味があっても「未経験だから…」と応募するのを躊躇しているなら、安心してチャレンジしてほしいです!

※本記事は2022年11月18日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。