カルモ保険セールスの挑戦!「個の得意」を活かし、新商材を成功に導くチームの奮闘

「おトクにマイカー 定額カルモくん」(以下、定額カルモくん)は、専用自動車保険「カルモあんしん自動車保険」の提供を2024年4月からスタートしました。
従来は保険会社につないでいた自動車保険への加入を自社で担うことにより、顧客の利便性を高める狙いがあります。
ただ、「保険」はナイルにとって初めての商材。
経験者がいない中で、新商材をどう成功に導くか――この重大なミッションを任されたのが、定額カルモくんでセールスや新人研修担当など幅広く経験した佐藤みくと、何事にも臆せず飛び込むタフさとキャッチアップ力を買われた榊原悠也の2人です。
立ち上げ期の秘話や、新たなメンバーも加わったチームの今と今後について、2人に聞きました。
自動車産業DX事業部 セールス
佐藤みく(さとう みく)
新卒で国産車ディーラーに入社。セールス業務に加え、経理や採用など幅広い業務に携わる。2020年にナイルへ入社後は、セールスのほか、新人研修の担当等も経験。
榊原悠也(さかきばら ゆうや)
新卒でリコージャパンに入社し、OA機器の営業を担当。その後、ビズリーチにてセールス、カスタマーサクセス、代理店営業に従事。2023年にナイルへ入社。
目次
経験や性格に期待した上司からの声掛けで、新規プロジェクトにジョイン
──お2人は、どんな経緯で「カルモあんしん保険」を扱う新チームに所属することになったのでしょう。
佐藤:上司からの推薦でした。
2020年にナイルに入社してからこれまで、中古車セールス、新車セールス、新人教育などに携わって、コロナ禍ではオペレーション業務などの事務周りも経験しています。
そういう経緯があったので、ゼロから運用ルールやマニュアルを作るにあたって、これまでの知見や経験、初めての仕事にも臆せず飛び込める胆力みたいなものに期待してくださったんじゃないかと思っています。
声をかけてもらったときは、また新しい視点からナイルを見ることができる!とかなりワクワクしました。

<佐藤のカーリースセールス時代のインタビュー記事>
榊原:私も声をかけていただきました。
私はカーリースのセールスとして入社して、半年経つか経たないかの時期にお話をもらいましたね。
ある日、いつもより少し遅くまで残って仕事をしていたら、ふらっとやってきた上司から「保険のチームに来るか?」って。
ようやくリースのセールスの勘所がつかめてきたと思っていた時期でしたから、反射的に「いや、まったく考えてないですね」と返事をした記憶があります。
──即座に断ったんですね(笑)。でも結局ジョインした理由はなんだったんですか?
榊原:期待されると応えたくなるタイプなんですよね。
1つのことをやり続けるより、あれこれやってみるほうが好きだし、新しい分野に臆せず飛び込める性格だから、新規事業向きではあるんです。
そこを見込んでオファーしてくれたことも伝わったので、せっかくだからやってみるか!と決断しました。
1点不安だったのは、保険の知識がまったくないことでしたけど、まあ全力で学べばなんとかなるだろうと(笑)。

──確かに、保険の知識もゼロから学ぶ必要がありますよね。
榊原:佐藤さんともう一人の初期メンバーが保険の知識を体系化してレクチャーしてくれましたが、そもそも用語がまったくわからなくて、「何を言っているのかな」からのスタートでした。
引受保険会社の担当者の方や佐藤さんに助けを求めることも多かったです。
佐藤:ナイルに入社する前に、ディーラーで勤務した経験がありましたが、保険の知識はアップデートされていなかったので、私も最初は手探りでした。
やりながら整えていくような感じで、実務を通して必要だと思うマニュアルやツールを整備したり、作り替えたり、補足したりしています。
ですが、新人教育に長く携わってきたこともあって、新人さんが自分で調べて必要な情報を把握できる環境づくりは絶対に必要だと思っていて。
教える側も、必要な情報の置き場が可視化されると楽ですからね。
──確かにそうですね。
佐藤:みんなで話し合ってもわからないことはわかるまで調べる、ルールの必要性を感じたらSlackや口頭の会話で終わらせずにすぐ作る、といったことを徹底しました。
でもそれがサービスの立ち上げ当初ということもあって、覚えたと思ったらマニュアルが変わる…といった状態で、榊原さんは大変だったろうと思います(笑)。
榊原:覚えることや、やるべきことが詰まっていて大変といえば大変でしたけど、いわば筋トレのようなものかなと思って納得していました。
初めてトライしたトレーニングはハードでも、やればやっただけ身についていくのを感じるし、だんだん楽になっていくじゃないですか。
最近では私も新人教育にも携わるようになりましたが、マニュアルが充実しているおかげで、オンボーディングがスムーズに進められていると感じます。
「保険」はお客様の利便性をより大きく向上させた
──お2人が加入を進める「カルモあんしん自動車保険」は、どんな保険ですか。
佐藤:「カルモあんしん自動車保険」は、リースカーに特化した車両費用特約がセットされた自動車保険プランです。
カーリースにおける保険は、マイカーと同じく「自賠責保険」と「自動車保険」の2種類で、「カルモあんしん自動車保険」は後者の「自動車保険」にあたります。
自賠責保険は車の所有者・使用者すべてに加入義務がありますが、あくまでも被害者救済が目的で、交通事故で相手を死傷させてしまったときにだけ保険が支払われます。
保険金の上限額も決まっており、補償範囲外や上限を超えた部分は自己負担しなければなりません。
ですが、一方の自動車保険は任意であるものの、対人・対物の賠償責任や人身傷害など、より広い補償を選べるのが特徴です。
万が一のリスクに備える意味でも、「カルモあんしん自動車保険」は重要な役割を担っています。
榊原:「カルモあんしん自動車保険」には、私たちが提供している長期リース契約に特化した保険ならではのメリットが2つあります。
1つは、「リースカー車両費用特約」によって、盗難や全損事故に伴って発生するリース契約の中途解約金を全額保険金で賄えること。
もう1つは、一般的な自動車保険が1年毎の契約更新であるのに対し、3年ごとの契約更新であること(※)です。
面倒な更新手続きの頻度を減らして、保険料が抑えられるところにご好評をいただいています。
※2025年4月以降の契約開始分から、一部の契約条件においては1年更新となる場合があります。

──実際、とても順調に契約件数を伸ばしているそうですね。
榊原:万が一のときに連絡しなければならない、リースと保険の窓口を一元化できる安心感もお客様に喜ばれているんだと思います。
もちろん、平時の管理の負担も減りますしね。
私たちにお客様をトスアップしてくれるリースのセールスチームが、そのあたりをわかりやすく説明してくれていることが契約件数に表れていると思います。
佐藤:保険提案の前に対応しているリースセールスの協力は大きいですね。
リースにメリットを感じているセールス自身が、その魅力をしっかりお客様に伝えた結果、ご契約につながっています。
お客様と信頼関係をしっかり築けているからこそ、保険のご案内もスムーズに進むんですよね。
最近では、「こういう流れで案内するとトスアップにつながりやすいよ」など、現場のノウハウ共有も活発になっています。
リースも保険も一丸となって、セールスチームとして成果を上げられていて、うれしいですね。
強みを活かすチームづくりで、より高い成果を目指す
──リースのセールスで実績を上げてきたメンバーが、続々と保険チームにジョインしているそうですね。
榊原:そうなんです。しかも、ナイルでのキャリアプランの一環として自主的に異動を選んでくれているので、とても頼もしいです。
佐藤:「定額カルモくん」と「カルモあんしん自動車保険」は2つとも自社のサービスで、2つそろうことでよりお客様の安心感を高めるサービス構成になっています。
きっと、お客様の負担を軽減しつつ、売上に貢献できることにやりがいを感じているんだと思いますね。
──自動車産業DX事業部では、保険チームは毎月のようにチーム賞を受賞していましたよね。どんな取り組みが評価されていると感じますか?
佐藤:もちろん成果を出すことは大前提ですが、それだけでなく、メンバー一人ひとりが自分の得意分野を活かして、チーム全体の業務品質や運営力の底上げに貢献している点も大きいと思います。
最近は、保険業務や満了者対応などの役割をチーム内で分担するようにしていて、自然と連携が回るようになってきました。
オンボーディング中のメンバーも含めて、それぞれが主体的に動いてくれているのを感じます。
──それぞれが自走しているチームなんですね。
榊原:そうなんですよ!上長も、「みんなががんばってくれてるから、ちょっと放っておいても大丈夫」と話していたくらいで。
現場発信でどんどんアイデアが出て、改善が進んでいます。
佐藤:OKRみたいな定量目標だけじゃなくて、「自分の得意で何かチームに貢献しよう」っていう空気が自然とあるんですよね。
あるメンバーはExcelやGASが得意で、数値管理の仕組みを整えてくれたり、ミスを防ぐチェックシートを提案してくれたり。
マニュアルの見直しなんかも、気づいた人がどんどん動いています。
榊原:チームのミーティングはアジェンダがぎっしりで、1時間の予定がパツパツになるくらいですもんね。
得意なことは得意な人に割り振って、苦手なことはみんなでなんとかしようという風土が醸成されつつあると思います。

──とても能動的な組織ですね。このチームで、今後どんな姿を目指していきたいですか?
榊原:まだまだ改善点はたくさんあるので、チーム全体がもっとスムーズに動けるようにしていきたいです。
リースセールスも日々トスアップをがんばってくれているので、そのチャンスを私たちがしっかり形にして、もっと多くのお客様に保険をご案内できるようにしたいですね。
これからさらに取り組みの幅が広がっていく予定なので、チームとしてしっかり成果を出して、事業部の業績、ひいては全社の業績にも貢献できたらと思っています!
佐藤:実は、私は次のプロジェクトにも少しずつ関わりはじめているんですが、このチームにもまだまだ伸びしろがあると感じています。
毎月事業部で表彰はされていたものの、全社表彰にノミネートされなかったのは正直悔しかったんです。
でも、「次こそは!」ってすぐ切り替えて動ける前向きな姿勢が、このチームの良さだなと思っていて。
新しいメンバーも加わるので、チーム力をさらに高めて、また全社をびっくりさせるような成果を出していきたいです!
※本記事は2025年4月8日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。

