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「好きな人と好きな会社をつなぐだけ」―紹介する側も、される側ももっと気楽に【リファラル採用体験談】

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ナイルでは社員によるリファラル採用が盛んに行われており、前職の同僚や学生時代の友人など、さまざまなつながりから多くのメンバーが入社に至っています。

しかし、紹介を受けて面談に進んでくださる方からは、
「転職を本気で考えているわけではないんだけど大丈夫ですか?」
「いきなり面接や選考に進むのではなく、ナイルのことを知りたいです」
といったお声をいただくことも少なくありません。

そこで今回は、リファラル経由のカジュアル面談の雰囲気や、実際にどのように選考に進んでいくのかをお伝えすべく、面接後のポジション変更を経て採用に至ったモビリティサービス事業部の関谷さつきと、紹介者である人事本部の森川妙に、リファラル採用のリアルを聞きました。

<参考記事>
「自分が楽しく働けているからこそ紹介できると思った」編集者のリファラル体験談

モビリティサービス事業部 営業支援
関谷さつき(せきや さつき)
短大卒業後、PCメーカーのカスタマーサポートに従事。その後、転職エージェントにて営業アシスタント、ITベンチャーの採用部署にて事務を経験。2020年にナイルへ入社。「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するモビリティサービス事業部で営業支援を担当する。

人事本部 採用人事
森川妙(もりかわ たえ)
新卒で機械工具の専門商社に営業事務として入社。その後飲食店スタッフやITベンチャーでの採用経験を経て、2019年にナイルへ入社。人事本部 採用人事として求職者との面談・面接や社内のリファラルプロジェクト推進を担当。

※情報は公開当時のもの

友人が活き活きと働いている会社の話なら聞いてみたいと思った

――お2人は前職の同僚なんですよね。

森川:はい。前職のITベンチャーで働いていたときの同僚です。
前職への入社当初は中途採用のオペレーション業務を担当していたのですが、先に働いていた関谷さんにいろいろ教えていただいたのが仲良くなるきっかけでした。

関谷:私も採用部署にいたのですが、直接的に人事には関わっておらず、事務を担当していました。そこで森川さんと接点ができた後、2人ともエンジニアの部署のテスター職に異動になったんですよ。

――まったく違う部署に異動されたんですね。

森川:変化が激しい会社だったんですよね…。会社の経営方針が変わって採用部署が解体されてしまったのですが、引き続き人事をやりたいという思いがあったのでナイルに転職しました。その後、ナイルの採用チームに配属されて今に至ります。

関谷:私も、まったく経験のない部署に異動したことでかなり戸惑いました。そのまま辞めるのも悔しいし、かといって森川さんのように明確なキャリアプランは見えていないし、葛藤の日々でしたね。
この先どうすべきか、キャリアに悩んでいるときに、森川さんからお茶の誘いがあって。

――転職後の森川さんに会って、印象はいかがでしたか。

関谷:仕事はたいへんだし忙しいけど、いっしょに働く仲間はいい人ばかりで楽しいよ、ナイルはいい会社だよ、と話す顔がすごくキラキラしていたんです。充実した毎日を送っていることが伝わってきて、素直にうらやましかったです。

森川:その日に、「ナイルはいいよ!」と熱く語って、「ナイルにおいでよ!」と誘ったんですよね。

――誘いを受けて、関谷さんはどう思われましたか。

関谷:うれしかったです。キャリアに悩んでいたことに加えて、面接が苦手なことも転職活動になかなか踏み切れずにいた理由のひとつだったんですが、森川さんがこんなに活き活き働くことができる会社なら、一度見てみたいと思って、腰を上げました。

――選考はどのように進んでいきましたか。

森川:私とお茶をした後、カジュアル面談をして、本選考でしたっけ。

関谷:そうです。3次面接を終えて結果を待っていたのですが、数日後に「今回は残念ながら…」と連絡をいただきました。

――確か、先に選考が進んでいた方にオファーが出てしまったんですよね…。

関谷:ああー、だめだったか、仕方ないな…と思っていたら、「別のポジションで選考を進めるのはどうですか」と提案してくれたんです。「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するモビリティサービス事業部の、営業サポートを含むオペレーションのポジションでした。

そのときは、当初進んでいた選考ポジションでの不採用のショックが大きかったので、「あぁ、はい。考えますのでお時間いただけますか」と上の空でお返事した記憶があります(笑)。

――森川さんは、関谷さんの選考ポジションを変更するという話を聞いてどう思いましたか。

森川:そもそもは、私が所属する人事部の仕事なら適任だと思って紹介したので、別部署を提案されたことには責任を感じました。
変更後のポジションが本当に関谷さんにとっていいものなのかが判断できなくて、関谷さんと連絡は取り合いながらも、あまり積極的にプッシュはしなかったのが実際のところです…。

関谷:私は私情を挟まず普通に選考してほしいと思っていたので、これまで通りの距離感で接してくれてありがたかったです。

判断するのは最終的に決定する人間、紹介した人に責任はない

――最終的に、モビリティサービス事業の営業サポートを含むオペレーションというポジションに変更してのオファーを受けようと思った理由を教えてください。

関谷:思わぬ提案をもらって、再度キャリアについて考える中で思い出したのが、前々職の転職エージェントで営業アシスタントをやっていたときのことです。当時は営業担当がコロコロ変わって忙しない毎日でしたけど、苦じゃなかったなと。

面接を経て、私にそのポジションで働く適性があると客観的に言ってもらえたことも自信になり、思い切ってオファーを受けようと決めました。結果的には、ポジション変更のご提案があったおかげで、自分の潜在的な興味・関心がサポート業務にあることに気づけたとも言えますね。

――森川さんは、紹介者としての責任を感じていたということだったけど…

森川:先ほどお話しした通り、モビリティサービス事業の営業サポートポジションで関谷さんが採用になっても、マッチするのかどうかわからず不安でした。

でも、関谷さんの三次面接が終わってから、最終面接を担当する面接官にかなり詳しく関谷さんのことを聞かれたことで少し意識が変わった気がします。この最終段階にきて、もう一度しっかり関谷さんのことを知ろうとしてくれている姿勢を見て、適当な採用はしないという強い思いを感じました。

加えて、「判断するのは最終的に決定する人間だから、紹介した人に責任はないよ」と言っていただけたことで、だいぶ肩の荷が下りた感じがしましたね。

――関谷さんのことは任せていいんだ、と。

森川:そうですね。大事な友人である関谷さんの人生に本意でない影響を及ぼすことが心配でしたが、きちんと人柄を見て良い判断をしてくれるはずだと確信しました。

紹介する側は「自分の大切な人と、好きな会社をつなげる」気持ちだけあればいい

――関谷さんは面接が苦手だとおっしゃっていましたが、ナイルの面接はどうでした?

関谷:森川さんから会社や働く人の様子は聞いていましたし、「ナイルのかだん」もチェックしていたので、それまでより気楽に臨めました。

――入社後、面接で聞いていた話とのギャップは。

関谷:組織風土も仲間も聞いていた通りで、ギャップはありません。強いていうなら、しくみ作りから取り組むことが多いだろうと想像してはいたものの、予想以上に基礎からやらなければならなかったことでしょうか(笑)。
いまさらそれか!と突っ込みたくなるようなシーンも多々あり、チームメンバーとああでもないこうでもないと議論しながらやっています。
でも、所属しているチームのメンバーが、本当にいい人ばかりなんですよ。たいへんさをみんなで笑って話しながら前進している感じがとても好きで、楽しく仕事ができている実感があります。

――関谷さんの入社後、お2人の関係性は変わりましたか。

森川:部署が違う上、私は基本リモートワークなので顔を合わせる機会は減りましたが、会えばこれまで通りで何も変わりません。

関谷:会うと、お互いに駆け寄って話をする感じは、まったく変わっていないよね。

森川:そうそう(笑)。社内でも、別の部署に太くて信頼できるパイプができたような感覚で、とても心強いんです。「定額カルモくん」の細かいことが知りたくても、誰に聞いていいかわからなかったり、そもそも遠慮してしまったりするじゃないですか。でも、関谷さんがいれば何でも聞けるので安心です。

関谷:社内に森川さんがいることは、転職を決めたときはもちろん、今でも私の心の支えなんですよ。前職でともに苦労した仲間がいる、そのことだけで気持ちがまったく違います。

――最後に、これからリファラル経由で面談・面接に進んでいただく方に、メッセージをいただけますか。

関谷:紹介する社員は、ナイルとの相性やポジションへの適性を十分考えた上で声をかけていると思いますから、あまり考えすぎず、自信を持って面接を受けてみるのがいいと思います。

面接前に、紹介者から十分情報をもらえるのもリファラル採用ならでは。きっと、ほかの面接よりリラックスして自分らしく話ができると思いますよ。

森川:関谷さんが面接後にポジション変更になったときは正直驚きましたが、1年以上ナイルの面接に関わる中で、候補者の方の適性を踏まえて、柔軟にポジションの提案をすることによって拓ける道もあると思うようになりました。

ナイルにはたくさんの可能性があります。紹介する側は、「自分の大切な人と、自分の好きな会社をつなげる」気持ちを持ってお声掛けしているはずなので、少しでも興味お持ちいただけるようでしたら、ぜひカジュアル面談にお越しいただきたいです!