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食からネットへ。越境キャリアに挑んだ元シェフが事業に懸ける想い

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※本記事は、Wantedlyフィードの過去記事を再掲したものです。

こんにちは。ナイル代表の高橋です。
ナイルでWantedlyブログをしっかり更新しようという話になった時、勢いで「俺が書いてやるよ」と言ってしまい、当ブログを月一くらいで更新することになりました。
そのうち飽きてやめるかもしれないのと、誰かに途中で丸投げする可能性があるものの、まあやれるところまでやってみようと思います。

ただブログを書いても面白くないと思うので、「ロジカルそう」とか「冷たそう」とか言われるナイルの企業イメージを根底から覆すという壮大なテーマを掲げ、ナイルで働くメンバーのウェットかつリアルな部分を掘り下げるコンテンツを書いていくのでぜひ読んでみてください。

記念すべき第一弾は、デジタルマーケティング事業部の事業企画を務める執行役員の大谷氏に、ねっとり語ってもらいたいと思います。ちなみに大谷氏の得意料理は娼婦風パスタです。どうでもいいですね。それでは社長による社員インタビュー第一弾のはじまりです。

大谷氏のプロフィール

高橋:大谷さんこんにちは。まずは読者の皆さんに自己紹介をお願いします。

大谷:こんにちは。ナイルではデジタルマーケティング事業部の事業企画として事業サイドを牽引しつつ、執行役員として会社の経営にも携わっています。本日はよろしくお願いします。

執行役員 デジタルマーケティング事業部 事業企画
大谷昌史 2008年中途入社
1981年10月生まれ36歳

趣味:愛犬と遊ぶこと、料理、最近ジムに通い始めた
ざっくりとした経歴:元イタリア料理の職人。その後、某フランチャイズチェーン店での勤務を経て、ナイル株式会社にジョイン。現在10年目。

イタリアンシェフからネット企業への転向。
大谷氏が越境キャリアを選んだワケ

高橋:大谷さんは元々はイタリアンシェフだったんですよね。一見すると全く連続性のないキャリアに見えるのですが、なぜこの道を選んだのでしょうか。

大谷:私は十代の頃から「将来は経営者になりたい、独立して自分の思う通りに仕事を動かしたい」と思っていました。それなら自分の店を持てる飲食がいいと考えて、コックの道へ進んだんです。当時の私に起業という発想はありませんでした(笑)

小さなレストランで腕を磨いたあと、より経営に近い仕事をしたくなり、レストランをフランチャイズ展開している会社に転職しました。そこでは店舗をひとつあてがわれて、マネジメントのすべてを任されました。当時、その店は業績が悪かったのですが、経営数字を立て直すというのがまた大変だけど面白い。相当なやりがいがあったんです。

一方で、フランチャイズではあらゆる事項がかっちりと決められていて、さらなる改善というのがやりにくい。を自分が考える本質的なサービスを提供できないのです。
「これでは自分の中の熱が冷めてしまう」そう思った私はいつのまにか転職を考えるようになっていましたね。

散乱した傘、雑居ビル。
その無秩序感に「ここだ!」と思った

高橋:なるほど。フランチャイズって何がしか変えるのにも本部の許可が必要だったりするって言いますもんね。そういった制度の硬直性みたいなものが耐えられなかったと。でもそこからナイルへの転職というのはまだ全然距離がありますよね。なぜネット企業であるナイルに転職したんでしょうか。

大谷:マニュアル化された体制の限界に気づいた私は、そうした制約のない会社に対象を絞りました。できたての若い企業なら、できあがった仕組みなんてものはないだろう。何もないかもしれない。そういうところに身を置いて、足りないものは自分で作って、会社と一緒に伸びていければいい、と思っていました。
もしも「おかしいな」と思ったら、自分で変えていけばいい。自分で仕事をつくり、動かし、伸ばしていける。そんな環境を探していたんです。

ひたすらネットで情報を集めて、それをいろいろな角度から検討していく。それを繰り返していると鼻が利くようになるのか、「この会社は何でもできそうだ」「自分に合っているかも」というのが判るようになります。そうして絞り込んだ中にナイルがありました。
メールで「海外展開するような気合は、ありますか?」と質問すると「アリアリですよ!」なんて返ってくる。これは良さそうだ、と感じました。当時は設立したばかりで、オフィスは小さな雑居ビルの3階。面接に出向いてガタガタのドアを開けると、置き傘が床に散乱してる。ますますいい。ここなら自分の熱が冷めない、と確信しましたね。それから数日後、内定をいただきました。2007年、私が27歳の時です。

今も残るベンチャー感。
ワイガヤしながら事業を作る。

高橋:散乱した傘というのは普通にダメですね。私がもし転職活動をしていたら(するわけないけど)人事の人を注意するレベルです。でも立ち上げてる最中のスタートアップのそういう感じに可能性を感じるというのはあるのかもしれませんね。

大谷:そうですね。今の年齢であの時のナイルに出会っても「この会社やばいな」としか思わないかもしれません笑
でもその時はとにかく可能性を感じたんですよね。入社してからは営業でキャリアをスタートしたのですが、思った通り何もない環境で、と言うより思った以上にひどくて、営業しようにもまともな顧客リストすらない(笑)。
ワイワイ言いながら、いろいろなものを作っていった時期でした。少人数ですから、役割分担も曖昧なまま。みんなで営業して、みんなで採用して…という体制です。やがて会社が大きくなるとともに役割分担は整理されていきましたが、ベースの部分は、まったく変わっていません。良い意味での「ベンチャー感」が、色濃く残っています。

高橋:具体的に、ベンチャー感が残っているなと感じる部分はありますか?

大谷:あれをやりたい、こんなふうにしたい…という展望を、チーム内であれこれ言いながら作り上げていくことができる点ですね。現場発信で、事業ラインナップを増やしていっています。「自分が事業を牽引したい」と思うようなチャレンジングな人にとっては、今でもとても魅力的な環境だと思いますね。

世の中にずっと残る事業を作っていきたい

高橋:事業を作り上げる時に現場発信でやるというのは割と珍しいですよね。

大谷:そうですね。Webコンサルティング事業というのは当然ながら顧客企業のWebマーケティング領域を支援していくということをやるのですが、支援の中身についてはかなり現場に裁量権がありますね。やはり現場の感覚が一番顧客ニーズを捉えているというのはあるので、次はこういう領域でサービス展開しようというのも現場発信で作られるべきだとは思いますし、そこは現場と経営の間に一定の信頼関係はあると思います。

あとは、世の中に残るものを作っていこうという考えが強い会社なので、一過性のビジネスはやらないというのもナイルの面白いところかなと思いますね。ベンチャー企業というとトレンドを追いかける会社が多いイメージがあると思うのですが、ナイルの場合、良くも悪くもそのサービスがその後長期的に必要とされるものなのかどうかを吟味して事業づくりをしていくという傾向が強いです。このあたりは企業ミッションとして掲げている「新しきを生み出し、世に残す」という言葉をみんなが大事にしているのだと思いますね。

異業種上等。経験なくても全然OK。

高橋:なるほどーありがとうございます。ちなみにナイル、特にデジタルマーケティング事業部では今どんな人材を求めているのか教えてもらえますか?

大谷:まず一つ言えることは、経験や年齢は一切不問であるということです。「コンサルティング」という言葉の敷居が高いためか、特に30代、40代の方々は転職にあたって躊躇されることも多いようで、面接をしていても「この歳ですけど…大丈夫でしょうか?」と、必ず聞かれます。この場を借りて回答させていただくと、年齢は一切関係ありません。さらに言うと、前職経験も全く問いません。人材でもディーラーでもITでも、なんでもいい。過去の経験をどのように自分の武器にしたのか、それを使ってナイルの顧客に何を提供できるのか。そうしたお話をぜひしたい、と思っています。ちなみに40代の方も多く働いています。

ナイルでは営業、プロジェクトマネジメント、コンテンツの企画・編集など多種多様なポジションを求めています。「異業種だけどネットの領域で働いてみたい」という人にこそナイルに面接をしに来て欲しいですね。

おわりに

ということで、今回はイタリアンシェフからネット企業へと転身をとげた大谷さんのお話をお聞きしました。
食からネットへと挑戦し、今は事業企画としてナイルの成長を牽引する大谷さんに会ってみたい、という方はぜひともカジュアルな形でも構いませんのでナイルに遊びにきてくれたらと思っています。

次回もナイルの濃いメンツにインタビューしますので、また読んでくださいね。それでは!

※本記事は2018年7月3日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。