執行役員・岸が参加!話題の本に込めた、マーケターが成果を出すために必要なこと
創業15年で、約2,000社のデジタルマーケティングを支援してきたナイル。その中で10年にわたってWebコンサルティング~セールスに携わり、現在は執行役員としてデジタルマーケティング事業部の事業責任者を務める岸穂太佳が、先日発売されたデジタルマーケティングのスペシャリストが著者として名を連ねた書籍「BtoBマーケティングの基礎知識」に参加しました!
今回は、重版も決定するなど注目を集める本書で初の書籍執筆に挑戦した経緯などについて、岸に話を聞きました。
岸穂太佳(きし ほだか)
執行役員 マーケティングDX事業本部 デジタルマーケティング事業部 事業責任者
1989年生まれ。2012年に学生インターンとして入社し、2014年に新卒入社。デジタルマーケティング事業部のWebコンサルタントを経てセールスに異動し、200社以上の受注実績をあげる。マーケティングと営業の責任者(事業CSO)を経て、2021年10月に執行役員に就任。現在はデジタルマーケティング事業部の事業責任者として組織を率いる。
目次
「マーケターが本質的な課題に向き合えるように」書籍に込めた思い
――岸さんが参加した「現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識」はすでに重版が決定しているそうですね!どんな内容でしょうか。
タイトルに「基礎知識」とある通り、これからBtoBマーケティングを勉強される方を想定読者とした本です。BtoBビジネスに携わる実務家10人が、「Web広告」「SNS」など各々の専門分野でマーケティングの基礎知識について解説する中で、私は「SEO」のパートを担当しました。
――執筆にあたっては、どんなことを意識していましたか。
ナイルに入社して10年、一貫してWebコンサルティングに携わってきました。業界・業種もさまざまな300社以上のお客様と向き合ってきたケーススタディがあるからこそ、多くの企業に共通する課題感があります。それを解決できる内容にしたいと思っていました。
「社内に相談できる人がいない・知見がない」「さまざまな業務を兼任している1人マーケターなので、SEOだけに携わっていられない」など、BtoB業界のマーケターの多くはこのような悩みを抱えています。
SEOは知っておくべき知識の範囲がとても広いので、本腰を入れて取り組むならそれなりの勉強が必要で、どうしても時間をとられます。一方で、勉強して知識をつけようとすると、どうしてもSEOのテクニカルな話にフォーカスされやすいんです。
ただ、SEOはそれだけでは成立しません。細かいテクニックだけではなく、もっと本質的な課題に向き合ってほしいとこれまでの営業経験から感じていて、それを書籍でも伝えたいと思いました。
――具体的にどんなことを書かれているんですか。
初心者の方が「まずやってみよう」と思える範囲の施策について語るように意識しました。
これまでのコンサルティング経験で、どういった失敗に陥りやすいか、どういったところにハードルがあるのかを認識しないままSEOに取り組んで苦戦している企業が非常に多くあったんです。事前に陥りやすい失敗やハードルを知った上で取り組むのとそうでないのでは、成功確率やスピードが全然違います。そういったことを知っておいてほしいと思いました。
また、世の中にはSEOのテクニックについて解説するものは多いですが、実際に担当者が困るのは、上司への決裁の取り方や関係者の巻き込み方であることが多いです。そこを解決できる考え方についても書いています。
――書籍にも、テクニックより「そもそも本当にSEOを行うべきか」という前提から書かれていますよね。
そうですね。SEOよりもやるべきことがあれば、それを率直に伝えるのがナイルのコンサルティングのスタンスです。
一番大事なのはお客様の事業が成長すること。それを解決するのがSEOなら実行するべきですが、SEOはマーティング施策の手段のひとつなので、それが目的や課題とマッチしていないのであれば、ほかの施策を提案することもあります。
書籍でも、SEOをやることが前提ではなく、「そもそも事業成長にとってSEOという手段が最適解なのか?」を考えるところから始めようという話を盛り込んでいます。
幅広い企業を顧客に持つナイルだからこそ鍛えられるスキルがある
――今回の書籍ではSEOに特化した話をされていますが、ナイルとしてはWebマーケティングを全般的に支援していますよね。ナイルのWebコンサルタントになることのメリット、得られる知見はどんなことでしょうか。
私がそうであったように、ナイルではさまざまな業種のお客様を担当することになります。よって、汎用的に使えるWebマーケティングのスキルや考える力が身につくといえますね。
また、お客様からは「社内体制やリソース状況、改修期間やコストなどをちゃんと把握した上で、現実的に実行できる提案をしてくれるのでありがたい」といったような言葉をいただくことが多いのですが、ナイルではお客様の実情に合わせた施策をご提案するようにしています。
マーケティングの施策は言うだけなら簡単ですが、実行に移すのはたいへんなことはよくあって、机上の空論で終わってしまうパターンも多いんですよね。そうならないように、さまざまな条件を踏まえて実行可能な施策を提案できる力もつくのではないかと思います。
また、Webコンサルタントのチームは、事業会社のマーケター出身者をはじめ、いろんなバックグラウンドを持つメンバーがいるため、キャリア経験をもとにした提案や課題解決のノウハウも豊富にあります。
社内で切磋琢磨しながら、多角的なスキルを養い、マーケティングで成果を出せる環境なのではないでしょうか。
※本記事は2022年6月14日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。