「お互いのミスマッチをゼロにしたい」ナイルが採用活動において大事にしていること
こんにちは、ナイル株式会社 社長室 採用人事マネージャーの渡邉です。新型コロナウイルスの影響を受けて、3月から基本的に全選考フローを完全オンライン化しました(緊急事態宣言解除後、一部ポジションでは対面での実施をご相談する場合がございます)。
これまでは面接でご来社頂いた際に選考フローやその目的などを口頭でお伝えしていたのですが、オンラインになってコンテクストや温度感を伝えづらくなったので、今回は記事にして「採用選考」に対する考えや想いをお伝えします。
ナイルの選考を受けてくださる候補者の方は事前にご一読頂けますと幸いです。
目次
選考は「企業と求職者、双方のマッチングの場」
ナイル株式会社は、そもそも選考とは「企業と求職者、双方のマッチングの場」であると考えています。一方的に企業側が候補者を評価するのではなく、候補者の方にも「ナイルに入社したい」と思って頂けるのかを大事にしています。そのため、各選考ステップでナイルに関する情報提供機会を設けるとともに、候補者の方を正しく理解するための機会を設けております。
ナイルの採用選考フロー
選考ステップ
- (カジュアル面談)※適宜実施
- 1次面接
- 適性検査(15分程度の性格診断テスト)
- 人事アンケート(3分程度の選択式アンケート)
- ワークサンプルテスト(60−90分程度の業務内容に模したワーク)
- リファレンスチェック(第3者へのアンケート)※適宜実施
- 2次面接
- 3次面接
選考後フロー
- 採用委員会
- オファー面談
経営方針や事業への理解促進、カルチャーやスキルマッチを目的とした取り組み
・面接(複数回)
内容:人事、現場社員、経営者それぞれにお会い頂きます。1次面接では冒頭に5−10分程度での企業紹介の時間を設けております。
目的:各面接を通じて、企業、事業、配属チームそれぞれの観点でカルチャーやスキルがマッチするのかを確認させていただきます。候補者の方には、ぜひ各面接で気になることを気兼ねなくご質問頂ければと考えております。
カルチャーマッチを目的とした取り組み
・人事アンケート
内容:転職先企業への期待、過去のご経験、今後のご意向といった内容に関する、3−5分ほどでできる選択式のアンケートです。Googleフォームで事前にお送りしたものを選考前に回答して頂き、人事面接時に回答内容についてヒアリングさせて頂きます。
目的:お互いにとってより望ましい方向性を模索すること、入社後のポジションミスマッチを避けることを目的としております。こういう回答は高得点、みたいに点数化して評価するものではないため率直にご回答頂けることを期待しています。
・適性検査(性格診断)
内容:15分程度の選択式の性格診断テストです。メールで受験案内が届き、候補者さまのご都合のいい時間に自由に受験して頂けます。
目的:候補者の方のキャラクターやコミュニケーション特性などの傾向理解を目的としております。点数化して評価するものではございません。
・リファレンスチェック
内容:過去に一緒に仕事をされたことのある方への簡単なアンケートです。候補者の方にアンケート回答者(推薦者)を選んで連絡先をご登録頂くと、推薦者にアンケート案内メールが届き、オンライン上で回答して頂くというフローになっています。
目的:候補者の方の強み(長所)や苦手なこと、仕事上での他者とのコミュニケーションについてなど、面接という限られた時間の中では見ることのできない候補者の方の一面を知ることを目的としています。
業務理解促進・スキルマッチを目的とした取り組み
・ワークサンプルテスト
内容:ポジションごとに用意している「業務内容に模したワーク」に取り組んで頂きます。基本的には60−90分程度で、リモートで実施します。候補者さまの都合にあわせて日程調整を行うので、朝早くや夜遅い時間、土日の対応でも大丈夫です。
目的:入社後担当する業務内容に模した課題に取り組んで頂くことで、ご入社後に担当する業務への理解を深めて頂くこと、これまでのご経験やお持ちのスキルを活かして頂けそうか確認することを目的としています。
オファー面談で候補者さまへの期待や入社後ミッションをお伝えします
・採用委員会
内容:選考終了後、経営と人事が集まる場で、候補者の方にオファーを出すことの是非、入社後のミッションや条件面をどうするのか協議したうえで最終決議を行います。
目的:ミッションや給与条件が妥当なのかどうか、経営・現場・人事それぞれの観点からフィードバックすることでミスマッチオファーをなくすことを目的としています。
・オファー面談
内容:60分程度で入社後のミッションや条件面、評価制度などについて、オファー資料を用いてご説明する機会を設けております。
目的:なぜオファーを出すことにしたのか、入社後にどんなことを期待しているのかなどナイルの想いをお伝えすることを目的としております。
すべてはミスマッチをなくすため
上述した通り、正直選考ステップが多いのも事実ですし、候補者の方にも日程調整やワーク対応などご協力頂く必要がございます。なぜここまで双方の時間・工数を割く選考ステップを設けているかというと、すべては入社後の双方のミスマッチを極限まで減らしたいからです。
入社後に「こんなはずじゃなかった」「もっと◯◯だと思っていた」「入社前後で言っていることが違った」となってしまっては、お互いが辛い思いをしてしまうことになります。特に転職活動経験がそこまでない方だと「なんとなく良さそう」「面接で会った人がよかったから」「ポジションが面白そう」といった理由だけで決めてしまい、入社後にイメージとのギャップが生まれてしまうこともゼロではありません。
冒頭でお伝えした通り、私たちは選考は「企業と求職者、双方のマッチングの場」であると考えているため、限られた選考機会のなかで、可能なかぎりナイルの情報をオープンにお伝えすること、可能な限り候補者さまのことを正しく理解することでミスマッチ採用をなくそうとしています。
ナイルが一方的に採用するか見極めるのではなく、候補者のみなさまにも「ナイルに入る価値があるのか」「ここで挑戦したい、成長したいと思えるのか」を見極わめていただきたいです。
新たな仲間とともに次のフェーズへ
改めて、ナイル株式会社はメンバー一人ひとりが壁に立ち向かう気概を持ち、事業創造に挑戦し続けるベンチャー企業です。エンジニア、マーケ、セールス…など職種に関わらず、ミッションを実現するために、一緒に挑戦してくれる仲間を採用していきます。
それでは、選考でお会いできることを楽しみにしております。
ナイル株式会社
採用人事チーム一同
※本記事は2020年7月7日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。