経験ゼロの職種で理想のキャリアを実現するには?入社1年でプロダクト責任者に抜擢された理由
2023年に立ち上げた新メディア「かんたん宅食ガイド ラクタさん」で、プロダクト責任者を務める竹下翔。
ナイルにはコンテンツディレクター未経験で入社したにもかかわらず、スマホ情報サイト「Appliv TOPICS」内の宅食領域において、担当してから1年間で売上を33倍に成長させ、全社表彰式「ナイルアワード」でベストルーキー賞を獲得しました。
未経験の職種にもかかわらず、早い段階で大きな成果をあげることができた理由、目の前の壁を確実に乗り越えて理想のキャリアを歩むための考え方について、竹下に聞きました。
竹下翔(たけした しょう)
メディア&ソリューション事業部 コンテンツディレクター
新卒で株式会社パソナに入社し、人材派遣営業として従事。その後、Web広告代理店でWebメディアやSNS/YouTubeのメディアなどの広告運用の提案・代行・運用を担当する。
2022年にコンテンツディレクターとしてナイルへ入社。担当するジャンルの記事企画や執筆、広告収益改善などを対応。Appliv TOPICSの宅食領域を担当して1年で売上を33倍に成長させ、新規メディア「かんたん宅食ガイド ラクタさん」を立ち上げ編集長となる。
目次
理想の未来像から逆算して、足りないスキルを習得
──異業種から未経験で転職して、約1年でプロダクト責任者に昇格するというのはすごいことですよね。
未経験でコンテンツディレクターとして入社したときから、1年で一人立ちしてプロダクト責任者になりたいと思っていました。
スピード感がありすぎて現実的ではないかなと思ったんですが、実現できて素直に嬉しかったです。
──入社当初から今のポジションを目指していたんですね!目標を達成するために意識していたことはありますか?
会社から提示される「この3ヵ月間でここまでやりましょう」というミッションは当たり前に終わらせた上で、プロダクトを任せてもらうために必要な要素を周囲の人に聞いて、自主的に習得するようにしていました。
具体的には、マーケティングの知識やSEOの知識を深掘りすること、専門性の高い人を巻き込んでチームで結果を出していくことなどを意識していましたね。
──なりたい自分と、そこに足りないものを可視化して身につけていったんですね。実務は研修で学んだのですか?
研修はあまりなく、お試し的に記事を書いてレベル感を把握してもらった後は、わりとすぐに実践に移っています。
あとは実践しながら、周囲からフィードバックをもらいながら進めました。
というのも、コンテンツディレクターは、クライアントの志向性とユーザーのニーズに基づいて情報を整理し、目指す形にまとめ上げてメディアの価値を高める仕事。
ナイルの場合、SEOで成果を出すためのキーワードを決めてコンテンツの企画を立て、ライターさんに執筆依頼をし、コンテンツに仕上げるまでを担うので、実際にメディア運営に携わったほうが学びやすいんです。
──実践ではどんな点をキャッチアップしていきましたか?
SEOなど各種マーケティング施策の改善や企画の深掘り方、ライターさんへの依頼の仕方、信頼関係の築き方といったところは実践しながらPDCAを回していきましたね。
実務は未経験でしたが、ナイルはみんな親切に教えてくれるメンバーばかりだったので、SEOの基本から、これまで成功した事例なども丁寧に教えてくれて、成長することができました。
──そういった努力があって、入社から1年弱で宅食領域を飛躍的に成長させたことが評価され、2023年の全社表彰式「ナイルアワード」でベストルーキー賞を獲得しました。そして新メディア「簡単宅食ガイド ラクタさん(以下、ラクタさん)」のプロダクト責任者になりましたが、このメディアを立ち上げるに至っては、どんな背景がありましたか?
新メディアを立ち上げることができた要因には、大きく2つあると思っています。
ひとつは、ブルーオーシャンだった宅食に注目できたことです。
入社後、まずはスマホ情報サイト「Appliv TOPICS」のドラマや映画のカテゴリを担当していたのですが、そこに留まらず、メディア全体でまだ手掛けていない、ニーズがありそうな領域を探していました。
そこで、ちょうどコロナ禍で宅食のニーズが上がるんじゃないかと予想し、競合メディアがあまり多くなかった宅食の領域を攻めようという話になったんです。
当時、食事・スイーツカテゴリには宅配サービス「nosh(ナッシュ)」の記事が1本あるだけでしたが、宅食関連で収益性が高そうなキーワードを狙ってとにかく記事数を増やしてみたところ、そこから一気に伸びていったんです。
──確かに、コロナ禍によるライフスタイルの変化にともなって注目されるようになった領域ですね!
もうひとつは、当時の「Appliv TOPICS」編集長の方針で、ミッションを達成するためなら手法を問わず自由に挑戦できたことですね。
記事にインフルエンサーや監修者をつけることも自分の判断でできたので、コンテンツの質を高めることにつながりそうなやり方をいろいろ試すことができました。
私が打った施策に対して、編集長が素早くフィードバックしてくれていたことも、宅食カテゴリはもちろん、自分自身の成長にもつながったのかなと思います。
自分で数字を作り、PDCAを回すことで評価される環境が欲しかった
──ここからは、ナイルに転職しようと思った理由を聞いていきたいと思います。ナイル入社以前は、どんな仕事をされていたんですか?
新卒では大手人材派遣会社での営業職を経験したのですが、自分のアクションが数値に反映されて、そこで評価される仕事のほうが向いているのかもと思い、その後広告代理店へ転職しました。
しかし、実際に広告代理店で働いてみると、最もやりたかった「数値を作る」プロセスはメディア側の仕事であることがわかりました。
それで、3社目の転職先として、自社メディアのコンテンツディレクター職を募集していたナイルにエントリーしたんです。
──ほかにも選択肢はあったと思いますが、ナイルを選んだ決め手は?
3つあるんですが、まずナイルはSEOの知見が深いことが挙げられます。
ちょっと遡りますが、大学時代は好奇心の赴くことは何でもやってみようと、世界一周をして見聞を広めたり、ダンスのインストラクターやスポーツトレーナーとして活動したりしたほか、自分でWebメディアも運営していたんです。
そこでSEOの重要性を感じていたので、転職活動中にナイルを知ったとき、SEOの豊富な知見があることに魅力を感じました。
ナイルはWebコンサルティングの中でも、とりわけSEOにおいては業界の知名度も高かったので、その知見は自分自身のスキルアップに大きくつながると思ったんです。
2つめは、メディアをより増やしていくフェーズであったことです。
面接のときに、これからどんどん新しいジャンルのメディアを増やす方向性だと聞き、自分自身もがんばれば、新規メディアの立ち上げに挑戦できるのではないかと感じましたね。
最後は、「人」ですね。
めちゃくちゃ勉強熱心でプロフェッショナルだけど、オープンで朗らかな人が多いところに魅力を感じました。
専門職は黙々と仕事をする職人気質の人が多いイメージだったので、良い意味で意外でしたね。
──入社後、そうした「人」の良さに助けられていると感じることはありますか?
私が幸運だったのは、社内で1、2を争うSEOのプロフェッショナルがメンターについて、フランクに何でも聞ける関係性を築いてくれたことですね。
「テレワーク中でも、”隣の席で働いている”感覚で、聞きたいことは気軽に質問してください」といわれたのが印象に残っています。
未経験職種で中途入社したから身からすると、とても安心しました。
聞きやすい上にレスも早いので、回答を長く待たされるストレスもなかったです。
──知らないことが多いと、聞くことを遠慮してしまいそうですが、それはうれしい声掛けでしたね。
そうなんです。それにフィードバックもまめでした。
毎週の1on1や複数の上司による2on1では、フィードバックや質問会などを設けてくれていたので、一人で煮詰まり続けることがなかったです。
SEOでわからないことがあれば、今も頼りにしていますね。
また、社員だけでなく、ライターや編集アシスタントのメンバーも、新しく入社した未経験の人だからと身構える感じもなく、みんなが優しい雰囲気でやりやすかったのもありがたかったです。
まずは、「ラクタさん」を月商1,000万円のメディアに!
──これから、個人として挑戦したいことはありますか。
大学在学中、さまざまなWebメディアを運営する中で得た知見を活かして、ラクタさんを伸ばし切ったらほかのメディアの立ち上げに挑戦したいです。
大学時代の自己投資を、メディアの運営で活かしていけたらいいですね。
──今後の活躍にも期待しています!最後に、プロダクト責任者として、「ラクタさん」のグロースに向けた意気込みを聞かせてください。
「ラクタさん」は社内でも新しい領域にチャレンジするメディアで、ロールモデルがいません。
収益性の高いキーワードの多くで検索結果の上位に表示できていますし、セッションも想定の135%くらいで着地しているのに売上がついてこなくて、あれ?なんてことも。
メディアの認知度向上と売上の拡大がミッションとして課される中、暗中模索しながら進まなければいけないプレッシャーは大きいですが、チャレンジを楽しみたいと思います。
まずは、SEOを含めたさまざまなWebマーケティング施策で宅食領域のキーワードを制覇し、月商1,000万円メディアへの道筋をつけることが目標です。
事業成長に貢献している姿を皆さんに見てもらって、「ラクタさん」のジャンルを広げることにもトライしていきたいですね!
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