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事業への本気が集う場所「ナイル」。未来を見据えてミッション/ビジョンを刷新

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2021年7月、ナイル株式会社のミッション/ビジョンが変更されました
ここでは、ミッションとビジョンの変更に至った理由とそこに込められた思い、さらには資金調達後の各事業における取り組みについて、ナイル代表の高橋飛翔に聞きました。

新ミッション:

幸せを、後世に。

ナイルは、社会に根付く事業作りを通じ、時代を超えて人々の幸せに貢献し続けます。

新ビジョン:

デジタル革命で社会を良くする事業家集団

情報産業におけるイノベーションは日々生まれ続け、私たちはデジタル革命とも言うべき技術革新・サービス革新の時代に生きています。
ナイルは創業より蓄積してきたデジタル領域における強みを活かし、事業家集団として社会に資する事業を生み出し続けます。

表現の仕方は変わっても、伝えたいことは一切変わっていない

ミッションは企業にとってのゴールであり、社会的使命。社会全体にナイルがどんな価値、影響を与えていくのか、最終的な目標を示しています。

一方、ビジョンはミッションに到達するまでの中長期的な理想像。例えるなら、高校野球のチームが掲げる目標のうち、「地元の人たちを元気にする野球チーム」がミッション、その実現のための中期的な理想像として「甲子園に毎年出場する強いチーム」がビジョン、といえばわかりやすいでしょうか。
ビジョンをクリアしていくことによって、ゴールであるミッションの達成に近付いていくイメージですね。

これまでのミッションである「社会に根付く仕組みを作り人々を幸せにする」は、私が起業した当時の思いに基づいて作ったもの。原点には、小さい頃からの「これだけのことを世の中に残した、と胸を張って死にたい」という気持ちがあって。

その原点をさらに突き詰めて言語化したものが以前のミッションだったのですが、いかんせん長い。プレゼンの場や、全社の経営会議など社内外に向けて口にするたびに、自分でも「長っ!」と思っていました(笑)。
そこで、ナイルのメンバーやステークホルダーの心によりダイレクトに届く、インパクトのある言葉にしたい。そう考えて、「幸せを、後世に。」というミッションに刷新しました。

創業から数えて今回で4つめのミッションになりますが、表現の仕方は変わっても伝えたいことは一切変わっていないし、軸もぶれていません
強いて変化を挙げるなら、これまで以上に「次世代に何かを残す」ことを大事にしたい気持ちが強くなったことでしょうか。自分に家族ができ、子供ができて、日常的にその幸せを純粋に願うようになって、自分たちの後の世代の幸せについてより深く考えるようになりました。

デジタル領域全般の進化を率いる意思をビジョンで示す

以前掲げていた「デジタルマーケティングで社会を良くする事業家集団」というビジョンは、2027年をベンチマークとして達成を目指していました。しかし、「デジタルマーケティング」という言葉が、広告やSEOによる集客力、すなわち私たちが過去から強みとしてきた領域に寄りすぎていると感じるようになったんです。

ナイルはエンジニアの開発力、デザイナーのデザイン力なども含めた「ビジネス総合力」で戦っているのに、「デジタルマーケティング」という言葉に引っ張られた印象を持たれ過ぎてしまうと、ナイルが今後注力したい領域を専門とする方々に「自分が入社検討する会社ではない」と捉えられてしまう可能性があります。

いま、情報産業におけるイノベーションはきわめて急激で、多岐にわたる領域でドラスティックな変化が生まれていますよね。こうした変化と、それに伴う社会の変化をすべて「デジタル革命」とするなら、ナイルの事業はどれもその巨大な文脈の中で変化を迫られることになります。

ナイルはマーケティングに強みを持ちつつも、デジタル領域で必要とされる技術やナレッジについて全般的に強化していること、ビジネスとしてもデジタルマーケティングの領域から抜け出して、より大きなテーマを扱いつつあることを伝える必要があると考えて、「デジタル革命で社会を良くする事業家集団」というビジョンに変更しました。

2021年1月に50億円の資金調達を発表、全事業への投資を加速

資金調達後も、全体的に浮かれた感じはなく、粛々とやっています。ただ、資金的な余力ができたことによって、これまでは成功確度が高い施策にフォーカスして取り組んできたところから、確度は低いがリターンの大きい挑戦に思い切ってトライできるようになりました。その結果、施策の数が増えて結果も出始めています

モビリティサービス事業の今

月額定額の車サブスクサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」を提供するモビリティサービス事業では、自動車整備工場やサービスステーション、ガソリンスタンド、板金工場といった、いわゆる“車購入後の市場=自動車アフターマーケット”でサービスを展開する事業者様とリアルな提携を進めています。

昔に比べて車の平均耐用年数は伸びており、車は壊れにくくなっています。これに加えて、EV化でガソリンの必要性も低下する未来が見えつつある今、自動車アフターマーケットの事業者様はできるだけ早く顧客とのタッチポイントを作る――車販売の領域にビジネスを広げて顧客を囲い込んでいく必要に迫られているのです。

私たちはこうした事業者様に対して、車販売のDXスキームを提供する企業として、より手軽に扱える車販売のソリューションを提供し、自動車アフターマーケットの事業者様の戦略変化を支援していこうとしています。

デジタルマーケティング事業の今

デジタルマーケティングのコンサルティングビジネスにおいては、より上流のデジタル戦略から助言をすることが明確に増えました。近年DXというワードが取り沙汰されることも増えていますが、その流れもありますね。

結局のところ、デジタル広告、SEO、コンテンツマーケティングなどは“手段”でしかありません。顧客が求めているのは、売上の向上や顧客獲得コスト低減といった、デジタルビジネスの成功であり、上流のアドバイスができるほど顧客のデジタル競争力の向上に寄与できるという実感があります。

今後は、デジタル戦略からの助言を主たるサービスのひとつとして確立しつつ、さまざまなパートナー様との提携関係を強化して、顧客の事業成長に有効なあらゆる手段を扱うマーケティング支援会社になっていこうとしています。

メディアテクノロジー事業の今

月間1,000万人以上が利用するアプリ情報サービス「Appliv」をはじめとしたメディア運営を行うメディアテクノロジー事業では、アプリマーケティングにおけるAppleやGoogleなどのプラットフォームリスクを抱えつつも、順調な成長を遂げてきました。

アプリ広告については、今後の業界の激変を見据えてポジショニングをどこに取っていくかを模索しつつ、新たなメディアビジネスへの仕込みをしている段階ですね。いくつかの領域で2021年から試験的に参入を開始しており、これが年内にある程度形になってくるのではないかなと思っています。

良い事業を本気で作り、次世代にバトンを渡す人が集まる場所に

ミッションやビジョンは単なる言葉ではなく、企業の進路を示す羅針盤のようなものだと思っています。今回、改めて制定したものが形骸化してしまわないよう、社内外に向けて事業づくりでしっかり示していきたいですね。

そのために、これからナイルに入社いただく方には、刹那的なおもしろさや一過性の流行りに惑わされることなく、良い事業を本気で作って次世代にバトンを渡したいというモチベーションを持っていてほしいと思います。
これまでと同じく、事業を本気でやりたい人が集まる場所を用意していますので、高い戦闘力を発揮してナイルの中核を担ってくれる方をお待ちしています。

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