子育て中でもパフォーマンスは上がる。ママ社員が語る、誰もが働きやすいナイルのワークスタイル
働き方改革が進み、ワークライフバランスや柔軟な働き方に関心の高い企業が増えています。ナイルでも、出産・育児をはじめ、個々の状況に応じてさまざまな働き方をしているメンバーがいますが、今回は子育てをしながら働く人たちにフォーカス。3人のママ社員に、仕事と子育てをするにあたってのナイルの環境について語ってもらいました。
藤野希美
スマートフォンメディア事業部 Applivプロダクト プロジェクトマネージャー
2010年、ナイルに新卒で入社。出産を機に退職し、2014年に再入社。現在は、ナイル唯一のママさんマネージャー。現在、年長の娘がいる。
大久保真千子
デジタルマーケティング事業部 コンサルティング部門 アカウントグループ
2012年ナイルに入社。2度の産休・育休を経て復帰した経験を持つ。5才と3才の娘がおり、現在は時短と在宅制度を組み合わせ、デジタルマーケティング事業部のメンバーのサポートに尽力。
後藤千紗
新規事業推進室 カルモチーム 開発部門所属
ケーブルテレビ局の番組制作から専門学校の講師など、さまざまな職業を経験し、ナイルへは派遣社員として人事アシスタントの業務に関わる。2018年9月に正社員となり、時短勤務で新規事業のグロースに励んでいる。小学5年生と1年生のママ。
目次
働くママも十人十色。自分に合った働き方で
―ナイルのメンバーの中には、家庭の状況などを踏まえた勤務スタイルのメンバーもいますが、皆さんは子育てをしながらどのような働き方をしているのでしょうか。
藤野:私はフルタイムで働いていますが、コアタイム(ナイルでは11~16時)に出社し、自宅へ戻ってから働くというスタイルです。自宅では2時間ぐらい仕事をしていますね。
後藤:私は2018年9月に、派遣社員から7時間勤務の時短正社員になりました。以前は6時間半の勤務でしたが、人事部から「まずは7時間の就業でも大丈夫ですよ」といわれたので、びっくりしたことを覚えています。「正社員だから」と決められた型がなく、上司・人事部と話し合いをしながら、働き方を考えることができる会社です。
大久保:私は基本、時短の在宅勤務です。週に1回は、会議や打ち合わせのために出勤しています。少し遠方に住んでいて、通勤時間を気にせずに仕事をしたいと思い、育休復帰前に人事へ相談して働き方を調整してもらいました。
後藤:大久保さんが、ナイル初めての育休復帰社員なんですよね。
大久保:そうですね。妊娠中につわりで出社するのが難しくなったとき、それまでナイルの制度にはなかった在宅勤務が許可されました。自分も初めての経験で不安でしたが、同時期に役員の奥さんも妊娠・出産を経て復帰されていたこともあって、いろいろと相談に乗っていただいたり、制度のことも一緒に考えてもらえました。
社員が増えるにしたがって、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが出てくるので、そういったことを踏まえて会社の制度が作られています。
個々のバリューを発揮しやすい環境を与えてくれる
―子育て中は、お子さんの発熱などの急な出来事や、学校行事に参加することもあると思いますが、そういった場合はどうされているのですか?
後藤:私には小学生の子供が2人いるので、学校行事に参加する機会もありますが、ナイルにはPFT(プレミアムフレックスタイム)といって、月に2回、半休を取ることができる制度があるので、それを利用することもあります。制度はすべての社員が対象なので、精神的な負担も軽いです。
大久保:できる限り、子供を優先させていただいています。子供の急な発熱やケガなどがあった場合は、自分のタスクを確認し、納期調整や引き継ぎが必要なら報連相をしっかりして、なるべく迷惑が掛からないようにしています。また、幼稚園の行事に参加するときは、あらかじめ業務内容を調整したり、丸1日ではなく半休にすることで極力仕事できるようにしています。
―ナイルは、以前からこのように働きやすい職場だったのでしょうか。
藤野:私が新卒で入社した2010年くらいは、ベンチャー企業として急成長しているときでした。若いメンバーも多かったからか、今のように制度が整っているわけではありませんでした。変わるきっかけは、共働きで子育てをする社員が増えたからではないでしょうか。共働きで子育てをすることのたいへんさを実感して、より働きやすい制度を作っていこうと考えるようになったと思います。
大久保:第1子の育休復帰後は、月の半分しか出社できなかったり、保育園からお迎えの電話が続いたりした時期があって、正直つらかったです。「仕事と子育て、どちらも大事だけど、どうしよう?」という板挟み状態で、悩んだこともあります。
でも、当時一緒に働いていたチームのメンバーが、「こっちは大丈夫なので、お子さんの傍にいてあげてください!」といってくれたんです。それで本当に救われました。パパ・ママ社員はもちろん、若い社員も働くママさんという私の状況を理解してくれていて、今もすごく支えになってます。よくあるドラマみたいに「また(子供が)熱出したの?」と嫌みを言う人もいないです(笑)。
とはいえ、時短・在宅勤務な分、できる仕事も限られているし、新しいチャレンジは難しいかなと思っていました。そんなときに今のチームへ異動の話があったんです。「仕事の幅が広がる!育児中でも、期待されているんだな」とモチベーションが上がりました。
一人に頼りきらない、一人が抱え込まない体制
―効率良く業務を行うために、何か工夫はしていますか?
藤野:子供の体調が悪くて私が急に休まなければならなくなったときは、周りへ影響が出ないよう、早めの連絡を心掛けています。また、「明日出社できなかったら…」「早退する必要があった場合は…」など、突然起こるであろう状況を想定して、予定を調整するようにしています。私はマネージャーという立場なので、普段から朝は誰よりも早くPCを開いて、全体の仕事の進捗を確認し、みんなが出社してすぐに仕事へ取り掛かれるように、準備をしています。
ナイルに再入社するとき、お互いにどのような働き方が幸せなのかを話し合い、会社は育児と両立して働ける体制を整えてくれました。そのことに報いるためにも、しっかりパフォーマンスを出せるように意識していますね。
―在社時間が短いことで、たいへんなことはありませんか。
藤野:オフィスで働いた時間ではなく、目標を達成しているかが大切なので、いつも会社にいてメンバーを見ている必要はありません。でも困るのは、オフィスでの会議の時間が限られてしまうこと。短時間で会議が終わるように、アジェンダの確認は念入りにします。反対に、しっかりとコミュニケーションが必要なときは時間をかけるようにして、メリハリをつけていますね。
大久保:顔を合わせてコミュニケーションをとるほうが早いときに、在宅は不便だなと感じることはあります。そういう内容は、電話するか、出社した日に時間を作って進めるようにしています。また、報連相はしっかりするようにしていますね。あとは、欲しい回答をもらえるような確認や質問の仕方、無駄なやりとりが発生しないように工夫しています。
後藤:個々の働き方の工夫もそうですが、会社全体がリスクヘッジを心掛けている感じがしますね。一人に頼り切らない、一人が抱え込まないような体制をとっているし、私自身も、突然何があっても大丈夫なように、「子供が風邪ぎみで…」など、状況をオープンにしておくようにしています。
また、2週間に1度は上司との面談があるので、相談する機会は多いですね。面談で目標への進捗を細かく報告しながら、タイムマネジメントがしっかりできるので、残業をしない働き方ができます。自分の独身時代と比べても、勤務時間に制約がある今のほうが、パフォーマンスが上がっている気がしますね。そこは、子育てと両立して働くメリットだと思います。
働くメンバーのことを家族のように考えてくれる
―最後に、これからの目標を教えてください。
大久保:部署が変わったばかりなので、いまは早く新しい仕事を覚えて役に立ちたいです。また、役員をはじめとして、本当に女性の働き方を前向きに考え、働きやすい環境を整えてくれるので、引き続きがんばっていきたいです。
「つわりのときはニオイに敏感になるから、社内でファストフードを食べるのをやめよう」とか「妊婦さんがいるから、外で集まるときに禁煙のお店を選ぼう」とか(笑)、仕事以外でもみんなが気を遣ってくれる優しい会社です。この優しさに感謝しつつ、ちゃんと貢献できるように、パフォーマンス上げていきたいです!
後藤:10年後、20年後もナイルで働いていたいです。そう思えるくらい、多様な働き方に理解があって、働くメンバーのことを家族のように考えてくれる会社です。もし、家庭の問題にぶつかっても、ナイルの場合は相談して、いっしょに解決の方法を考えてくれる環境があります。会社と社員の良い相互関係を保ちつつ、時代に合わせてまだまだ制度も変わっていきそうです。
藤野:私のような勤務形態のマネージャーは、ナイルでは初めてですが、良くも悪くも自然体で取り組んでいます。私は、チームメンバーが目指すキャリアと、会社が求めることを理解し、両者にとって最適な方法を見つけて、効率的にチームパフォーマンスを上げることが得意です。そこを、これからも伸ばせていけたらと思っています。
2018年1月に行われたナイルの設立記念パーティーでは、チームのメンバーが2017年度のMVPを獲得し、私もベストマネージャー賞をいただきました。授賞式も兼ねた創立記念パーティーには、私の子供もいっしょに参加したんです。子育てとマネジメントは似ている部分があるので、パパやママはマネジメントに向いているかもしれませんね。
※本記事は2018年11月12日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。