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サービスへの愛があれば、熱量ある広報になれる!結果を出す「ひとりめ広報」の奮闘

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世の中にあるどんな仕事も、前例のないチャレンジから始まっているはず。といっても、自分がその「ひとりめ」になるのは勇気がいるものです。
そんな中でも圧倒的な熱量を持って仕事に取り組める人が、成果を残すことができるのでしょう。
ナイルにはエージェントを通さず直接応募で採用選考に臨み、2022年にデジタルマーケティング(DGM)事業部初の広報担当として入社した松中朱李。
さっそくメディアでの掲載を多く獲得するなど、1年目から目覚ましい活躍を見せた彼女に「ひとりめ広報」の奮闘について聞きました。

松中朱李(まつなか しゅり)(Twitter:@SEOsukisuki
デジタルマーケティング事業部 マーケティングユニット 広報

アパレル企業にて販売からバイイングを経験したのち、イタリアへ留学し靴職人として2年間を過ごす。帰国後は、メンズシューズブランドにて広報PRやメディア運営等に従事。その後、メディア運営を行う事業会社で新規メディアを立ち上げとWeb編集などを経験し、ナイルへ2022年6月に入社。

1人だけど1人じゃない。賞賛し合い、助け合う文化に支えられた

──2023年1月の全社総会「ナイルアワード」では、下半期のベストルーキー賞にノミネートされていましたね。

残念ながら受賞には至りませんでしたが、ノミネートしていただいたこと自体がとてもありがたかったです。
「新設ポジションで奮闘している」「前例のない中で自発的に動いて結果を出している」といったコメントをもらって、とてもうれしかったですね。

──入社からわずか8ヵ月ほどでしたが、何が最も評価されたと思いますか。

具体的には、メディアへの掲載を複数獲得できたことや、DGM事業部のマーケターで広報的な役割も兼任してくれていた大澤心咲さんの著書「ひとりマーケター 成果を出す仕事術」のPR企画を評価してくださる方が多かったです。

私自身は、これまで青木さんがたった1人で取り組んでいたウェビナー運営に、PR経由での流入や広報視点での企画出しといった部分で、貢献できたことも良かったなと思っています。他社との共催イベントでも100名規模で開催できるようになり、リード獲得に結びつきました。

イベントには多数のマーケ担当者が参加

悩めるひとりマーケターに贈る書籍が完成!孤独でも成果を出すための仕事術

──BtoBで難度の高い広報にもかかわらず、調査リリースの日経への掲載や、初めてのオフラインイベントの開催など、松中さんの行動力が光っていましたね。

ありがとうございます!
BtoB広報は初めてなので、まだまだ手探りでうまくいかないことも多いです。ただ、調査リリースからメディア掲載に繋がりSNSで話題を生むことができたことは、大事な成功体験ができた感じがします。

──広報というとメディア露出が注目されがちですが、仕事内容はかなり多彩ですよね。

BtoB広報は企業規模や事業フェーズなどによって仕事内容が異なります。
私の場合、マーケティングユニットに属していて、コンサルティングという無形商材の魅力をマーケターと連携しながら社外に伝えていくところが特徴ですね。

メディア露出は、ステークホルダーとの関係を構築するためのひとつの手段。付随する仕事として、メディアリレーションや取材のセッティング、掲載情報のクリッピングと分析があります。
そのほか、ウェビナーやイベントの企画・集客・運営、事例取材、SNS運用、資料作成などに日々取り組んでいます。

──DGM事業部としては前任者がいない領域なので、そこに不安はなかったですか。

広報って、組織にとって絶対に必要な仕事ではないと思っていて。なくても回るけどあったらいい、というプラスαの仕事を0から任せてもらう以上、必ず1を作らなきゃいけないっていうプレッシャーはありました。

成果が出なければ、意味がないポジションだったと思われるじゃないですか。会社に無駄な投資をしたと思われれば、私を採用してくださった大澤さんにも迷惑をかけてしまうことになるので、とにかく採用して良かったと思われるような動きをしようと心に決めていました。

そんな中でひとつ良かったのは、広報はたくさんの人との関わりの中で完結する仕事であることです。自社の情報を社外に発信するにあたって、情報収集のために社内のさまざまなメンバーと接しますし、助けてもらわないと仕事ができません。

ナイルのメンバーはみなさん協力的で、挑戦する人を称賛するカルチャーをもっています。私から何か協力をあおぐことがあっても、積極的にフォローをしてくれるので、すごく心強かったですね。組織に一人はいておかしくない「イヤな奴」がいないんです(笑)。

また、DGMの広報としては1人ですけど、ナイル全体で見ると私を含めて6名の広報がいるので、事業部を越えて知見を共有してくれたり、サポートしてもらえたりしたことも大きな支えになりました。

コロナ禍を機にキャリアを再構築。Webを経て再び広報を目指す

──ここからは、松中さんがなぜナイルを転職先に選んだのかについて伺いたいです。これまでのキャリアについては松中さんのnoteに詳しく書かれていましたが、BtoCの広報はこれまでにも経験があったんですよね。

靴職人を経て、紳士靴メーカーに入社して広報PR、アパレルでいうところのプレスを4年弱務めました。スタイリストやメディアの編集部に商品を貸し出して紹介してもらったり、展示会を企画・運営して関係者にPRしたりするのが主な業務で、SNS、オウンドメディア、ECの運用などWeb周りも兼任していました。イタリア出張に行けるのが大きなモチベーションでしたね(笑)。

ただ、コロナ禍以降は、出張も展示会もできなくなり、OEMが中心だったので、取引先となるアパレル業界の店舗運営が縮小した煽りを受けて、かなり苦しい日々が続きました。

──コロナ禍がキャリアを見直すきっかけになったのでしょうか。

そうですね。アパレルもECサイトはあるものの、基本的には対面の販売を重視する業界で、なかなか本格的なデジタルシフトには至りませんでした。
ただ、コロナ禍をきかっけに、Webマーケティングの必要性が認知され、デジタルシフトせざるを得ない状況になりました。

かくいう私自身、付け焼刃的なスキルでWeb周りの業務を兼任しましたから、いつかはちゃんとWebマーケティングを学びたいと考えていました。

コロナ禍で好きな仕事ができなくなり、やりたいことややるべきことを考える中で、今がWeb業界でスキルを磨くタイミングだと思って、メディア運営を行う会社にSEOコンテンツのディレクターとして転職をしました。

──どうしてSEOの会社を選んだのでしょう?

紳士靴メーカーのECサイトを運営する中で、いくら良い商品を作れても、見つけてもらえなければ意味がないと実感していたからです。
社内で共有されるナイルのSEO相談室の記事もよく見ていましたよ。

が、あるとき新規のビジネスメディアの立ち上げを任されることになって、気付いたら編集業務がメインになっていたんです。

仕事自体はおもしろく、やりがいもあったのですが、入社当初に描いていたキャリアと実務がだんだんかけ離れていって…。
携わっているメディアが軌道に乗ったところで、「もう一度広報がやりたいな」とぼんやり転職を考えるようになりました。

──再び広報に戻りたいと思ったのはなぜですか?

編集として企業に企画書を出す中で、会社とサービスが心から好きで、世の中に知ってもらうために圧倒的な熱量をもって仕事をしている広報担当者にたくさん出会いました。
活き活きと自社をPRする人たちを見るうちに、やっぱりこういう仕事がしたいなあと思ったんです。

広報は、製品やサービスに対する誇りと強い思い入れさえあれば、今日からでも事業貢献できる仕事。なので、今最も興味があるWebマーケティングやデジタルマーケティング領域で広報の仕事を探そうと思いました。

そこで出会ったのがナイルです。

「やりたいことはこれだ!」一社入魂、ダイレクト応募でナイルへ

──松中さんはエージェントなどを介さず、ナイルに直接応募してくれたんですよね。

はい。先ほどお話しした条件で求人を探そうと、「Webマーケティング 広報」でGoogle検索をして出てきたのがナイルだったんですよ。
コーポレートサイトを見て初めて、「これ、『SEO相談室』の会社だ!」と結びついて(笑)。
最初からピンポイントで自分のやりたいこととマッチする会社が見つかることって、そうないですよね。
なので、一社入魂のつもりでダイレクト応募しました。

──エージェント経由だと面接や年収の交渉ができるなどのメリットがありますが、なぜ直接応募を選んだのでしょう。

アパレル時代に中途採用の一次面接を担当していたので、エージェントに依頼すると優秀な人を採用できる反面、採用フィーが高いことを知っていました。

もし私が採用する側で、エージェントに紹介された人材と直接応募してきた人材のレベルが拮抗していたら、少しでもコストを抑えるために直接応募の人材を選びます。
自分が飛び抜けて優秀な人材ではないことを自覚していたので、採用してもらう可能性を高めるために、直接応募を選びました。

実際応募してからは、「面接が全てオンラインだったので、オファー面談時に実務で関わる人と対面でお話する機会がほしい」とお願いすれば快く叶えてもらえましたし、私が携わる業務に関わりがある「NYLE ARROWS」の記事を紹介してもらうなど、積極的に情報提供をしてくれたので特に不安はなかったです。

──最終的な入社の決め手は何でしたか。

私のことを自分のことのように考えてくれる会社だと感じたからです。

それは面接してくださった方、オファー面談でお会いした方、皆さんから感じたことですが、一番心を動かされたのはオファー面談で提示された資料です。

事業概要や年収といった最終確認事項の下に、24ヵ月先までの指標が書かれていたんですよ!
まだ入社の意思が定かでない人のために、3ヵ月先、6ヵ月先から24ヵ月まで、私に期待することをここまで具体的に落とし込んでくれるんだと、とても驚いたのを覚えています。

「オファー面談資料」イメージ

この資料のおかげでBtoB広報として求められていることがクリアになり、自分のやるべきこと、やれそうなことをイメージした上で入社することができました。

「デジタルマーケティング」の第一想起をナイルに!

──実際に入社してみて、仕事を楽しめていますか。

ベンチャーならではの裁量の大きさがあり、やりがいもあって楽しいですね。毎週、上長との1on1があるので、やりたいことがあればすぐに壁打ちや相談ができる環境です。

もちろん、やりたいことを具体化して実行するのにはパワーも必要ですし不安もありますが、
万が一失敗したとしても、事例公開することでお客様にも知見を提供できるだろうと、前向きにやっています。

──これからも広報としてさまざまな挑戦をしてもらいたいです!その先で、松中さんが目指していることを教えてください。

BtoBとBtoCって、メディアからの反応がまったく違うんです。
BtoBはそもそもターゲット媒体が少なく、読者との親和性が薄いメディアではなかなか取り上げてもらえません。
社会経済への影響力がナイルより大きい企業とバッティングすれば、掲載直前でチャンスを奪われてしまうこともあります。

これからは、掲載にあたっての競合との争いに負けないように、「Web/デジタルマーケティングならナイルに頼みたい!」と、一番に名前を挙げてもらえる状態を作りたいです。
そのためには、コツコツとナイルの魅力を発信し続け、全社広報とも連携しながら、認知拡大のための成功事例を増やしていきたいですね。

※本記事は2023年4月20日に公開しており、記載情報は現在と異なる場合がございます。