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「自分の手を動かしてモノづくりがしたい」 私がアプリライターに転身した理由

1カ月間で数百本の記事が公開される、アプリレビューサイトの「Appliv」。記事を書いているのは、編集部のアルバイトスタッフのみなさんです。Applivのライターは、どのようにして記事を完成させているのか。Applivの編集者で、自身もライター経験のある福原望に話を聞きました。

ナイル株式会社
スマートフォンメディア事業部  Appliv編集者
福原 望(ふくはら のぞむ)
着ボイスなどのガラケー向けモバイルコンテンツの企画開発およびサイト運営、ゲームアプリの企画開発、運営ディレクターを経験した後、ナイルへ入社。ライターを経て、現在は月間900万人が利用するApplivの編集者を担当。ゲーム、音楽、映画、ドラマなどエンタメ系コンテンツに詳しい。

アプリに触れ、体験して、言葉にする

――Applivのライターは、どのような記事を書いているのですか。

ひとつはサイトの要である、アプリレビュー記事です。編集部が厳選したアプリの特徴や、注目ポイントを紹介します。記事は原稿1本当たり300字程度と比較的短めです。また段落の数や各段落の文字数、トップに出すおすすめポイントなど、記事の構成はある程度固定されています。そのため記事を書くのは初めてという人でも、取り組みやすいです。

――アプリレビュー記事の他にはどのようなものがあるんですか。

Appliv TOPICS」(以下、TOPICS)などに掲載するコラムですね。TOPICSではアプリやスマートフォンまわりの情報や、「おすすめアプリ〇選」などのキュレーション記事などを発信しています。展開や全体のバランス、SEOなどを考慮する必要があり、文字数も多くなるのでライティングスキルは必須です。内容によってはイベントやセミナーなどへの取材もあるので、貴重な経験ができると思います。

――いろんな種類の記事がありますよね。担当はどうやって決めるんですか。

市場に出回るアプリは多種多様ですからね。得手不得手は考慮しますが、基本はオールジャンルでお任せします。ゲーム好きだからといって、ゲームアプリの記事ばかりが回って来るわけではありません。また、例えば設計士や看護師が使うような、専門家向けのアプリもたくさんあります。ニッチなアプリも、実際に使ってみたり調べたりしながら記事を完成させます。

――専門的なアプリになると、評価が難しそうですね。。。

記事においてもっとも大切なのは信頼性ですから、希少なアプリであっても適当なことは書けません。しかしレビュー記事を書き続けていると目利き力がつき、アプリ全体の傾向がつかめてくるようになりますよ。

――執筆はどのように行うのですか。

基本的にはオフィスに出社しての作業になります。勤務日は週3日以上が原則で、都合に合わせてシフトを調整できます。編集部でレビューするアプリや、コラムのテーマを指定するので、それに合わせて記事を書いていただきます。スマートフォンやパソコンなどは会社が用意します。実際にアプリを使ってみて感じたメリットや課題が、そのまま記事の素材になります。画面のスクリーンショットも取りながらしっかり取材してもらいます。そのうえで、要件に合わせた記事をまとめていきます。

――1日でどのくらいの記事を書き上げるのですか。

レビュー記事を1本書くのに、最初のうちは2~3時間程度かかると見ています。何本も書いてパターンをつかめてくると、短くなってきますね。アプリによっては1時間もかからずに書けるものも出てきて、1日10本以上書き上げる人もいます。コラムはテーマによって異なりますね。

読み手に伝わる表現で“Wants”に迫る

――どのような人が、Applivライターとして活躍しているのですか。

現在4人のライターが所属しています。年齢層は20代半ばから30歳前後に集中していますが、限定しているわけではありません。条件が合えば学生でも構いませんし、社会人でもOKです。ライター経験のある人を歓迎しますが、必須ではありません。

――未経験者でも、大丈夫なんですね。

ライティングマニュアルがありますし、社員がメンターとなってフォローします。スタート時にお任せするレビュー記事は、書き方の型やスタイルもつかみやすいですいし。執筆後の記事はメンターがチェックして、フィードバックしてリライトをお願いするのが基本の流れです。ですから「どう書けばいいのか」というスキルや経験が、積み上がっていきます

――やっぱり書いてみることが大事なんですね。

そうですね。あとは毎月初旬にメンターとの1on1を行い、月の目標を設定します。例えば「レビューを〇本書く」とか「校正を徹底して、文字ミスのフィードバックを減らす」とか。注力することがはっきりするので、成長につながるんです。

――なるほど。そういえば福原さんは今は編集者ですが、元々Applivのライターをされていたんですよね。

2015年から2年間、アルバイトでライターをしていました。それ以前は会社員で、Webサービスの企画進行管理やソーシャルゲームの立ち上げなど、ディレクター業に就いていました。仕事は嫌いではなかったのですが、自分で手を下せないもどかしさを感じていました。ディレクターはモノづくりには携わっているけれど、デザイナーやプログラマーとはまた役割が違う。彼らに仕事を任せたら、待つしかないんです。そこがすごくモヤモヤして。でも自分は絵が描けるわけじゃないし、特別なスキルがあるわけでもない。何ができるのかと考えていく中で行きついたのが、“文章を書くこと”だったんです。

――書くことは好きだったんですか。

そうですね。自分でブログを立ち上げ、ゲームや映画やドラマのことを書いていました。更新も気が向いたらという感じでしたが、楽しんで続けていました。「ゲーム関連の媒体なら、前職の経験も生かせるかも」と思っていたところ、ナイルでライターを募集しているのを見つけたんです。アプリは毎日使っていますから、抵抗はありませんでした。

――実際に入社してからは、いかがですか。

レビューの執筆からスタートして、それから書きまくりましたね。これまでどのくらい書いたのか、正直覚えていません(笑)。ただプライベートのブログと記事はやっぱり違うので、最初の頃は書くのに時間もかかったし、何度も書き直していました。

――個人の文章と記事では、何が違うのですか。

「読み手を意識する」ことでしょうか。語法や文法はもちろん、言葉のセレクトやリズムも結構重要で。簡潔な表現でありながら、興味を惹きつけるキーワードが盛り込まれていて、初見で無理なく理解できる文章ですよね。レビュー記事も誰に向けて書くのかを明確にしないと、“読まれる記事”にはなりません。

――読み手が変われば、知りたい情報も違ってきますしね。

「カレンダーアプリなら、この機能は外せない」とか、「このテのゲームが好きな人は、ここに注目するだろう」とか、アプリを探している人の“Wants”にどれだけ迫れるかにかかっていると思います。それから、それぞれのアプリに合った言葉づかいも大切にしています。ビジネス向けアプリなのに、アゲアゲな表現で紹介したら違和感しかないですし。アニメ関連のアプリも、一般向けかマニア向けかによって伝える内容を変えています。

――ライターとしての福原さんは、どこにやりがいを感じていますか。

アップした記事の反応がよくて、PVが伸びたりユーザーのコメントがいただけたりした時は嬉しいですね。SNS上でアプリディベロッパーから「(紹介してくれて)ありがとうございます!」といったメッセージをもらえると、やる気につながります。ただ最近は、記事の質とSEOがかみ合って、検索結果で上位になった時がいちばん嬉しい。キーワード検索で1位になったら「(競合に)勝ったーッ!!!」って、思わずニンマリします(笑)。

面白い記事を書くには、”少し意地悪”くらいなほうがいい

――どういう人が、Applivのライターに向いていると思いますか。

まずは好奇心旺盛な人がいいですね。執筆するアプリが好みかどうかは別として、未知の領域を楽しめるかどうかで、記事の質も変わって来ると思います。書いているうちに「こんな企画はどうだろう?」と浮かんで来たら、ぜひ教えてほしいです。それから、コツコツ積み上げができる人。1日中スマホを試して執筆して…の繰り返しになるので、粘り強く集中して取り組める人のほうが向いています。あと、これがいちばん大事だと思うのですが、見えているものの裏側にある原理やしくみを探究する力です。

――原理やしくみを探究する力?

「面白いゲームだった」「使って便利だった」だけでは、アプリを紹介したことにはなりませんよね。ゲームを面白くするシステムや、便利さをもたらす仕掛けこそが、そのアプリが持つ魅力です。それをライター自身が見出せるかどうかがカギですね。ですから少し意地悪というか、斜に構えて物事を捉える人だと、面白い記事が書けるような気がします。

あと意外と活躍できるのは女性ですね。ファッションやメイクなど、女性向けのアプリは多いですし。女子高生に主婦、ワーキングウーマンと、女性には独特の感性があるので、そこを理解できるライターは頼りになります。

――Applivでの経験は、どのような場面で活かせると思いますか。

Webメディアのライティングに必要なスキルは、ひととおりに習得できます。キャリアの幅が広がるのは間違いないでしょう。自分でメディアを立ち上げたい、という人は勉強になるんじゃないかな。それに、これだけたくさんのアプリに触れる仕事ってなかなかないですから、“アプリに詳しい”というのも職種によっては強みにできる気がしますね。

――これからのApplivは、どうなっていきますか。

ユーザーだけでなく、アプリディベロッパーからも信頼され、「アプリのことならAppliv」と言われるようなメディアに成長させていくのが、今のところのミッションです。アプリの使い方を検索した時に、Appliv TOPICSで上位を独占できるくらいの存在感を示していきたい。

そのときポイントとなるのは、やはり良質な記事です。その意味で、ライターさんはApplivの生命線を担っているといっても過言ではありません。発信することに興味のある人、アプリの魅力を伝えたい人、Applivと共に自分を成長させたい人など、1つでもピンときたらまずはエントリーを。一緒に仕事できることを、楽しみにしています。

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2019年4月9日修正

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