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SEOの楽しさを伝えたい!新卒4年目のマーケターが初の自著に挑戦した原動力を明かす

2019年に新卒入社後、SEOコンサルタントを経験し、現在はマーケティングチームでウェビナー運営や広告運用など、自社のマーケティング施策を幅広く担当する青木創平。
彼がこれまでの経験を活かして執筆したMarkeZineでの連載「SEO初心者が知っておきたいGoogle機能の基礎知識」が、このたび電子書籍になりました!初めて書籍の執筆に挑戦してみての裏話や、込めた思いについて、青木に話を聞きます。

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青木創平(あおき そうへい) Twitter:@sohei_tim_aoki
マーケティングDX事業本部 デジタルマーケティング事業部 マーケター

立教大学大学院修了。1年のインターンを経て2019年に新卒入社。Webコンサルタントとして大規模ECサイトなどサイト規模の大きいものから、BtoBサービスサイトなど幅広く対応する。
特に技術的SEOへの造詣が深く、複雑なSEO案件や、100ページを超えるSEOガイドラインの執筆経験も。現在はマーケティングユニットでSEO支援だけでなく、ウェビナー運営やFacebook広告運用、メルマガ運用、サイト改修なども行う。趣味は横浜DeNAベイスターズの応援とウォーキング。

SEOをもっと身近なものにしたい

――初の著書の完成、おめでとうございます!「SEO初心者が知っておきたいGoogle機能の基礎知識」は、どんな内容でしょうか。

タイトルに「SEO初心者」とある通り、これからSEOを学びたい方に向けた内容です。SEOに関する書籍はたくさんありますが、今回の本では小難しいSEO論ではなく、日常的に目にするGoogleの検索結果をテーマにしたものとなっています。

もちろん、SEOの実務をやる上では、クロールやインデックスとかの技術的な話はもちろん大事なんですが、そういった話ばかりしてしまうと「SEO=とっつきづらいもの・難しいもの」というイメージを持たれてしまうと思うんです。

なので、今回はSEOをテーマとしつつも、もっと身近で、読者が検索ユーザーの気持ちになって学べるように、読み物としておもしろくなるように意識しました。

――よくあるSEO本とは切り口が違うんですね。どうして「Googleの検索結果」をテーマにしたんですか。

SEOに取り組むときは、キーワードやコンテンツに関する話がよく出てきて、その中で「ユーザーの気持ちになって考えることが大切」と当たり前にいわれていますよね。
ただ、ユーザーの立場で考えられている人は意外と少ない。SEOをやっていると、どうしてもキーワードやコンテンツありきで考えてしまいがちなんです。

実際のところ、ユーザーが1回の検索行動、一発で適切な検索ワードを入力して、欲しい答えに辿りつけるケースはほとんどないはず。Googleも、ユーザーが1回の検索で答えを見つけられない前提で、ユーザーの検索行動をサポートするためのさまざまな機能を実装しています。

ユーザーになって実際に検索してみる、Googleの検索画面をとにかく見ることで、本当の意味で「ユーザーの気持ちになって考える」ことができると考えて、このテーマにしました。

青木 創平

機能・サンプル・Tipsをセットにして、イメージしやすく

――執筆する上で、意識したことはありますか。

とにかく読者がイメージしやすい内容にすることですね。SEOについて詳しく解説しようとすると、細かい定義や補足などの説明が冗長になりがちです。長ったらしい説明をするのではなく、図や例を多用しつつ、直感的に理解してもらえるように意識しました。

また、単なるGoogleの機能説明に終始しないよう、それをどのように活用できるのかというTipsもあわせて伝えました。「機能説明」「検索結果のサンプル」「Tips」をセットにすることで、イメージしやすいものにできたと思います。

いろんな検索結果を解説といっしょに見ていくことで、SEOの専門家がどんなふうに検索結果を見ているのか、どのようにSEOを考えているのかを感じ取ってもらえるとうれしいですね。

――一方で、たいへんだったことはありますか。

章ごとのテーマ設定ですね。Google検索にはさまざまな機能があるので、どれを取り上げると読者にとって学びになるのか、1テーマごとに完結させられるよう、あまり複雑な話にならないようにするのに苦労しました。

もう1つは、テーマごとに「検索結果のサンプル」を探すことですね。機能を適切に説明できて、読者がイメージしやすい例を探すのに、とにかくいろんなキーワードで検索してサンプルを探しました。
テーマが決まれば意外とすんなりと執筆は進んだので、適切なサンプルを見つけ出すことが一番たいへんだったかもしれません(笑)。

SEOの楽しさを伝えたいという気持ちが原動力に

――新卒4年目にして、自著を発表するケースはなかなかないですよね。文章もすごくわかりやすいなと思いましたが、元々書くことは好きだったんですか。

いえ、全然です。小学校の読書感想文は8月30日に書き始めるような子でしたし、大学の卒業論文も修士論文もギリギリまで先延ばしにしてきたタイプでした(笑)。

文章を書くのが得意だったわけではなく、インターン時代を含めると4~5年SEOに携わってきて、その知見を形にしたいという思いがすべてですね。
「こんなおもしろい検索結果があるよ」「こうやって考えるとSEOは楽しいよ」と伝えたい気持ちが強かったので、なんとか書き上げることができました。

――SEOコンサルタントとしてのクライアントワークと、自社事業のマーケター、その両方を経験しているからこそ伝えられることもありましたか。

そうですね。SEOコンサルタントとして多くのプロジェクトに関わったことで得た経験が活きています。当時はとにかくSEOで成果を出すために、とんでもない数の検索結果を見てきましたから。
一方で、今はマーケターとして、ウェビナーや広告運用、メルマガなど、数ある集客チャネルのひとつとしてSEOにどう取り組むかという視点を持つことができています。

そういう意味では、SEOをハックしようとするのではなく、いい距離感でSEOに関われているので、「純粋に検索結果を愛でる」ことができているかもしれません(笑)。

<青木が登場した記事>
事業部横断で引っ張りだこ!社内随一のSEO知識を持つ元Webコンサルタントの今

――心からSEOが好きだということが伝わってきますね。

SEOは、キーワードで検索1位をとるゲームに思われがち。だけど、実際のユーザーとして検索するときは、順位のことは意識してなくて、もっと自由に、もっと自然に検索しているんですよね。
今回の執筆を通じて、自分が普段どうやって検索しているのかを再認識できて、いい意味でSEOデトックスできる機会になりました。

――今回著作の執筆を経験した上で、今後青木さん自身が取り組んでいきたいことはありますか。

書籍を完成させるのはたいへんでしたが、いい挑戦の機会をいただけました。今はSEOだけでなく、広告運用やメルマガ、ウェビナーなど、より多くのお客様と接点を持つための取り組みをどんどん行って、自分のマーケティングの手札を増やしていきたいと思っています!

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