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全員が主役になる組織を目指す!執行役員として見据えるこれからのビジョン

つくば開発拠点の責任者として話を聞いてから約1年。「定額カルモくん」を運営する自動車産業DX事業部の長妻和佳子が管掌する範囲は、開発にとどまらずカスタマーサクセスやオペレーションなどサービス全体へと広がり、2021年11月には肩書に「執行役員」が加わりました。

メンバーが経営会議に参加できる制度「NNX」への参加や、代表とフラットに対話できる環境を活かして着実に領域を拡大してきた彼女は、このタイミングでの執行役員就任には驚いたそう。一方で、そんなスピード感あふれる「ナイルらしさ」こそ、これからも大切にしていきたい文化だと話します。

「メンバー全員が主役になれる組織」を目指して日々業務に邁進する長妻に、執行役員として描いている今後のビジョンについて話を聞きました。

<長妻が登場した記事>
マネージャー業と育児は通じる!? 地方転職を決めたママさんエンジニアのキャリア

長妻 和佳子(ながつま わかこ)
執行役員
自動車産業DX事業部 技術統括担当

医療機器メーカーなど複数社でWebアプリケーション開発、プロジェクトマネージャー、リサーチャーなどを幅広く担当した後、2020年12月にナイルへ入社。自動車産業DX事業部において定額カルモくんやバックエンド開発を担い、現在は拠点責任者としてつくば開発オフィスを統括するほか、オペレーションユニットとカスタマーサクセスユニットのマネージャーも兼務。2021年11月、執行役員に就任。

開発以外の領域を管掌するときに活きた、エンジニアとしての心得

――2020年の入社以降、密度の濃い活躍を見せていらっしゃいますが、前回の記事(2021年4月)から約1年のあいだの業務について教えてください。

自動車産業DX事業部では、中古車の長期リースをはじめ、いくつか新規サービスを立ち上げています。
2021年4月くらいからこれらの開発が進行する中、つくば開発オフィスの統括以外にも管掌範囲が非エンジニア領域に広がって、7月からは「定額カルモくん」の事務周りを担当するオペレーションユニットマネージャー、10月からはカスタマーサクセスユニットの管掌を兼務することになりました。

カスタマーサクセスユニットでも債権回収率向上のシステム企画に携わり、着手から1.5ヵ月ほどでサービスをリリースしています。
振り返ってみると、事業に直結するプロジェクトをたくさん経験できた1年だったと思います。

――元々は開発責任者として入社されていることを考えると、かなりチャレンジングな1年でしたね。

そうですね。特にオペレーションユニットでの業務は未知の世界でした。
これまではエンジニアとして共通言語が多い人たちと仕事をしていたので、最初からだいたい話が通じたんです。キャリアパスにしても、スキルを極めてスペシャリストになりたいのか、マネジメントに進みたいかの大きく2つの道があって、それを踏まえて業務を割り振ることができました。

でも、事務を担当するオペレーションユニットは使う言葉が違いますし、キャリアパスの構築の仕方も違います。ユニットで活躍してくれている社員や派遣スタッフたちが描くキャリアプランや、働くモチベーションもわからない状態だったので、マネージャーになって最初の1ヵ月くらいは苦労しました。

――オペレーションユニットでは、どのようにして業務やメンバーの理解を深めていったのですか。

「この業務はなんのためにあるの?」「このシートはどうやって管理しているの?」と、一からメンバーに聞いて、勉強しました。この歳になってそんな初歩的な質問をするのか、というレベルでしたけど、一番詳しいのは最前線で業務を担当している人たちですから。とにかくメンバーとコミュニケーションをとっていくことを意識しました。

――まったく未知の部門になると、聞くしかないとなりますよね。でもそうやってコミュニケーションを多くとることで、メンバーとフラットに話せる関係が構築できたのではないでしょうか。

そうですね。それは、私のエンジニアとして体験してきたことが理由としてあるかもしれません。
一般的に、エンジニアは話しかけにくいとか、難しい用語ばかり使って何を言っているのかわからないとか、コミュニケーションの面でほかの部門から距離を置かれることが多いんです。

そうやってコミュニケーションの面で阻害要因があると、いざ必要に迫られて依頼しようとするときに、不要なバイアスがかかって、エンジニアに依頼すること自体をあきらめてしまう場合があるんです。それって、健全な組織ではないですよね。
なので、私はいつも「ちょっと技術に詳しい人」として見てもらえるように、どうしても専門用語を使うときは時間がかかっても意味を説明すること、相談しやすい環境を整えることを意識してきました。

やってほしいことはできるだけ言ってほしいし、逆にリソースが足りなくてどうしてもできないときは正直に言える関係になりたいと思ってやってきたことが、オペレーションユニットでも活きたかもしれないですね。

やれない理由を探すのではなく、やるためにどうするかを考えられる組織

――2020年12月に入社されてから1年ちょっと経ちますが、ナイルってどういう会社だと思いますか。

経営陣の意思決定のスピードの速さと、そのスピード感に社員全員がちゃんとコミットしようとする姿勢には、いつも感心します。

実際のところ、上層部から降りてくる意思決定の中には、実現可能性がすぐには見えないものや、ゴールまでたくさんのハードルがあるものもありますよね。そういう重い課題に直面した場合、一般的にはできない理由を見つけてやらない方向にシフトしていくことが多いのですが、ナイルは「やるためにどうするか」を考えられる人が多いと感じます。
意思決定も速いけど、それを受け止めた社員が「難しいな」「困ったな」と感じてからの切り替えも早いですよね。

――それでいうと、執行役員への就任もかなりのスピード感をもって決まったそうですね。

そうですね(笑)。取締役の土居(健太郎)さんから、「急で申し訳ないけど話をしたい」と連絡をもらってオンラインミーティングをしたんですが、そこでいきなり「長妻さん、明日から執行役員お願いね」と言われて。
一瞬ドッキリかと疑うほどびっくりして、「明日!?明日ってどういうことですか?」と聞き返しました(笑)。

――明日(笑)。

でも、そうなったのには経緯があって。
そもそもはNNXへの参加がきっかけでした。参加してみて、経営陣と比べていかに視座が低く、視野が狭いかを実感したんです。経営の視点で意思決定に関わるには、もっと現場を知って、経営陣とフラットにコミュニケーションがとれるようにならないとダメだと思いました。

自分が所属する事業部のことだけは何とか理解できている状態で、中途半端に経営側に行くことに迷いがあったのと、まだ現場でやり残したことがある気がして。

なので、NNXに参加した直後は、土居さんに「私は(経営に携わるのは)まだ早いと感じました」と伝えました。でもそのときから、いずれ私に経営層を目指してもらいたいから、やる気になるまで待とうと経営陣の方々は考えてくれていたらしいんです。

<NNXについての記事>
【ナイルの組織】経営会議と「NNX」 – やっててよかった社内制度 その1

――そうだったんですね。その後、どんな気持ちの変化があったのですか。

現場で開発を進める中で、仕組みや組織を変えたいと思うことが増えました。より上層部に近いほうがその変化を主導しやすいと感じるようになって、やはり経営層を目指そうと思うようになったんです。

そんな中、代表とエンジニア組織における課題をディスカッションする1on1の機会をいただいたので、将来的には組織改革の意思決定に関われるように、執行役員のような役職を目指したいと伝えました。

――代表からはどんな返事がありましたか。

前向きな意思表示をしてくれるのを待っていた、と言っていただきました。そんなやりとりがあって、一気に話が進んだようですね。

私としては3年くらいかけてステップアップしていければと、長期的に考えていたので、その代表との1on1のすぐ後に執行役員就任の話をもらったことには驚きましたが、このスピード感がナイルらしさだと思って、前向きに受けることにしました。

社員数が増えて女性の比率も高まっている今、女性社員のロールモデルとしての役割にも期待されていると思うので、しっかり使命を果たしたいと思っています。

ナイルは能力と意欲があれば年齢や性別を問わず活躍できる組織ですが、女性の場合はドラスティックなライフステージの変化があるので、それがキャリアに直結しがちです。なので、そういった変化を迎えても自分らしいキャリアを築いていく未来を、私を通して見てもらえたらいいですね。

――2児を育てるママでありながら、仕事もバリバリこなすことができている秘訣は、どんなところにあるのでしょう。

それがいいか悪いかわからないですけど、何事にもこだわり過ぎないことが折り合いをつける秘訣かなと思います。家事も完璧は求めないし、食事に凝るのも週末だけ。2人の子も8歳と6歳になって、だいぶ自分でできることが増えてきたので、マネジメントと同じように、いかに自分がやることを手放すかを考えています。

子供に「やりたくない」と言われたら、「なんで?やってくれたらママうれしいのになー」って返すと、たいてい自分でやってくれますよ(笑)。

目指すは「全員主役」。すべての職種に光が当たる組織づくりを

――今後のエンジニア組織に関して、長妻さんが今描いているビジョンを教えてください。

まず、エンジニアだけが言われたままモノづくりをしていればいいとは思っていません。会社として事業を成長させていく中で私たちに何ができるか、いつも主体的に考えられる組織でありたいですし、そうした人材を育てる必要性を強く感じています。

そのために、非エンジニア領域のメンバーが、自分の業務を効率化できる簡単なシステムを作れるようサポートし、エンジニアはエンジニアしかできない領域に特化して組織貢献できる体制も作っていくつもりです。

――では、執行役員としてのビジョンもあわせて伺いたいです。

大きく2つあります。

1つは、エンジニア組織なら運用・設計・保守・テストといった、いわゆる組織の中では目立ちにくい業務にかかわるスタッフや、オペレーションユニットなど事務を担当するスタッフなどに光が当たる組織づくりをしていくことです。
どうしても実質的な利益に直結する職種はフォーカスされやすいですが、彼らが活躍できるのは、その業務がスムーズに進むよう支えている人たちがいるから。システムがストレスなく動くことや、契約書が正しく発送されること、そういった当たり前だと思われることが、いつも当たり前に回るよう努力している人たちを正当に評価して、全員が主役になれる組織を目指したいです。

もう1つは、組織が大きくなって制約が増えても、スピード感や代表との距離の近さなど、これまでもあったナイルの良さをしっかり継承していくこと。変えるところは変えて、残すところは残す。メリハリのある組織づくりをリードしていきたいですね。