ナイルのかだん 「生のナイル」を発信するオウンドメディア

理想と課題を定義をする経験が仕事の視座を上げる。ナイルの”事業家”育成の取り組みとは。

新規メディア立案プログラムの全社展開

昨年末に開催された全社経営会議にて、取締役の高階から「”事業家集団”をつくっていく取り組みとして、スマートフォンメディア事業部内で実施していた新規メディア立案企画を、2019年から全社的な事業立案プログラムとして展開していく」という発表がありました。

そこで今回は、先日スマートフォンメディア事業部で実施された「新規メディア立案プログラム」参加者による対談と、発起人である高階にプログラムを全社的な取り組みにした経緯について聞いてきたので、その内容をお伝えします!

「知識があるのと実践できるのは次元が違う」プログラム参加者による座談会

左から:坂井、實川、福原、塚本、木村

スマートフォンメディア事業部

  • 坂井 直人:ソリューション開発チーム マネージャー
  • 福原 望:Appliv編集者
  • 塚本 祐一郎:Appliv開発責任者
  • 木村 圭太:Appliv Games営業

デジタルマーケティング事業部

  • 實川 節朗:アカウントマネージャー(特別枠参加)

 

ーー今回、プログラムに参加してみて良かったこと、大変だったことはなんですか?

塚本:事業を創る一連のプロセスが学べたことですね。市場選定や収益構造など普段の業務だけだとなかなか触れない領域についても考える必要があり、新しい発見や学びが多かったです。仮説に対してエビデンスを集めることや、プロダクトのミッションや独自価値を他人に伝わるように言語化することに苦労しました

實川:期間と予算が与えられ、週1フィードバックをもらいながら、具体的なレベルで詰めることができたのは貴重な経験でした。学生向けサマーインターンなどでビジコン的なものの経験はありましたが、超短期&想像の域を出ないので深みが出にくく、ふわっとした感じになりがちでした。例えばFastaskを使うなど具体的な検証まで経験出来たのは良かったです。

福原:普段はある程度やるべきことが決まっていて、1から膨らませていく仕事が多いので、まったくの0の状態からアイディアを出して形にしていくのは本当に大変なのだと実感しました。

木村価値仮説、リーン顧客開発、仮説思考など、知ってはいたけど実際に活かせていなかった知識を、実践を通して身につけることができたのではないかと感じます。普段の業務だけでは身につけることができず、また本から知識を得ただけでは意味がないということを痛感しました。

ーーたしかに、知識として知っているのと、実際にそれを使えるのかっていうのは難易度が違いますよね。プログラム参加後、実際の業務に活きていることはありますか?

木村:はい、Appliv Gamesで取り扱っている商材を見直すなど、普段の業務でも意識が変わったと思います。

塚本ソリューションベースではなく、課題ベースで物事を考えるようになりましたね。あとは 常にそのビジネスのことを考えているので、ビジネスモデルなどビジネスに関連する知識がいろいろ入ってくるという習慣ができました。普段はエンジニアとして技術に関する情報収集はするのですが、ビジネス全般についても興味が持てて視野が広がった気がします。

福原:企画をセンスと感覚だけで進めるのではなく、ロジカルにニーズをあぶり出していく手法を学べたのは大きな収穫でした。この経験を通常の業務に活かしながらテクニックを磨いていって、実際の業務でも色々発案ができるようになりたいですね。

ーー今後SPM事業部の枠組みを超えて、全社の取り組みとして「新規メディア立案プログラム」をやっていくことになるので、ぜひ経験者としてナイルメンバーにコメントをお願いします。

坂井:ビジネスアイディアや収益構造みたいな話って常に考えていないと、これ!というネタに出会った時に見逃してしまう。そして、それをアウトプットする力はまた別のものが必要になると思います。

木村:多少無理をしてでも参加するべき、それだけの価値があると思います。やはり最終的には、自分が最も好きなテーマについて取り組むことが、サービスを形にするために大切なのだと思います。是非好きなことをテーマに挑戦してみてください!

實川:期間中はかなり大変ですが、本気でやれば普段の業務では絶対にできない経験ができる。個人的には特にデジタルマーケティング事業部のメンバーに立候補してほしいですね。マーケティングは事業のうえに成り立っているので「事業そのものを成立させるために商品企画まで本気で考える」というのはコンサルをする上でものすごくプラスになります

高階さんから親切に具体的なアドバイスをいただけるので、きちんと愚直に考えてやれば良い方向に進むと思います。あとは本気でそのサービスをやりたい!という情熱ですね。周りからみたらアホかと思われるような、本人にしか見えていないような世界。サービスを作るうえでこれは大事ですね。

ーー経験者ならではの生の声が聞けました。みなさん、ありがとうございました!

新規メディア立案プログラムの様子についてはこちら

普段の業務は言うなれば公式がある計算問題。事業に公式は存在せず、計算式は自分で導き出すもの

ーーSPM事業内での開催された「新規メディア立案プログラム」。実際やってみての感想はいかがでしょうか。実施して良かったこと、明らかになった課題などはありますか?

高階:私が管掌するSPM事業部では「全員企画・全員自走」を組織づくりのテーマとしており、今後色んなメディアを立ち上げいく予定なので、将来的にメディア立ち上げをする際に責任者に抜擢できるメンバーを育てたいという意図で企画しました。

結果的に今回参加したメンバーの成長に繋がったのはよかったですね。例えば、Appliv開発責任者の塚本はエンジニアでありながら2018年第4四半期には事業推進の要となるOKRのプロジェクトリーダーを務め、自信度50%の目標を達成させました。また、Appliv編集者の福原も2019年OKRのプロジェクトリーダーに抜擢されました。今年のApplivの重要な成長戦略を担うプロジェクトでもあるので期待しています。2人ともこのプログラムに参加して大分視座が上がったように感じます。

それと、実際にやってみて課題だったのは、メンバーそれぞれの職種や経験が異なるため前提としての自力がバラバラで、どこに照準を合わせて進めるのかバランスを取るのが難しかったことですね。

こういった事業立案企画をやると、課題定義の前に解決策のアイディアから入ってしまうケースが多いんです。普段の業務は課題が明確なため解決策を考えればいいんですよね。だから企画もどうしても解決策から考えてしまう

でも新規事業は課題を定義するところが一番むずかしい。課題と解決策は合っていても、実際その課題を感じている人は実はいなかった。なんていうことも良くあります。こういった抽象度の高い問いを目の前にしたときに、どこを起点にして、どこまで具体論に落とし込み、どうやって解決までの道筋を作るかという思考プロセスを一度でも真剣に考えた経験がないとまず出来ません。

普段の業務はすでに公式があって計算問題を解いている。事業立案は公式がない中で自分で計算式を組み立てて答えを導き出すようなもの。全然違いますよね。

「事業家が育つ文化をつくる」、全社的プログラム展開に込めた想い

ーーさて、先日の全社経営会議で「新規メディア立案プログラムの全社化」が発表されたわけですが、なぜ事業内の枠組みを超えて全社の取り組みにしたのですか?

高階:前回のプログラムではSPM事業部のプロダクト責任者を育成する、現場メンバーの視座感を上げることを目標にしましたが、結果は上々で、狙ったような成果を得られたと思っています。

全社経営会議でのプレゼン資料「プログラムの目的」

ナイルは「デジタルマーケティングで社会を良くする事業家集団」というビジョンを掲げていますが、理想を実現する上で事業家気質のメンバーの数がまだまだ少ないと感じています。新規事業立案では、市場選定、理想定義、価値仮説、ビジネスモデル、マーケティング…など普段の業務では考えることのない複眼的な視点で思考する必要があるため、様々な壁を乗り越える事業家を育てていく上でとてもいい機会になると考え、全社に展開することにしました。


ーー本プログラムに参加することでどんな成長ができるのかを教えていただけますか?

高階:このプログラムでは単にアイディアを仮説としてまとめるだけではなく、ビジネス成立に必要なパートナー企業へのヒアリングやアライアンス相談、ユーザーニーズや課題調査のためのモニターアンケートの実施など、短期間のビジコンとは異なる、実現可能性の高いものを作ることができるのが面白いところです。

例えばコンサルティングの場合、課題はクライアント側ですでに顕在化していることが多くソリューションサービスの品質・精度を高めていけば一定成果がでます。ただ、事業立案の場合は解決策の前に、解決するべき課題を、課題定義のために理想とのギャップを、つまり最終的な理想の定義から入らなければなりません。こうした理想定義や課題設定をフレームワークを使って落とし込んでいくので、プログラムをやりきることができれば対応できる仕事の抽象度がもう1段、2段上がると思います。

ーー最後にこのプログラムでの高階さんの目標と、記事の読者にコメントをよろしくお願いします!

高階:せっかくやるのであれば、予算承認して実際に事業化するというところまでもっていきたいですね。もちろん全社的な事業計画とのバランスは必要ですが、そのくらいの気概でやりたいです。

事業立案というとビジネス職がやっているイメージが強いかもしれませんが、ナイルでは「事業家集団」づくりを目指しているため、ビジネス職だけではなく、エンジニアや管理部門など普段あまり企画に関わらない人も事業について考える機会を提供していきたいと考えています。視座を高める、視点を増やす、など様々なあ気づきを得る機会なので、ぜひナイルメンバーも、これからナイルに入ってくる方も積極的にチャレンジしてほしいですね。

最後に:ナイルでは一緒に事業を作る仲間を募集しています!

ナイルに関するnoteまとめはこちら

募集中の求人一覧はこちら

関連記事