ナイルのかだん 「生のナイル」を発信するオウンドメディア

働くヒト

全社員の約7%が「出戻り社員」!転職先で多くを経験したメンバーがナイルに戻ってくるワケ

社員の出戻り――。1度退職した社員が再雇用されることで、エン・ジャパンさんの調査結果によると、出戻り社員の受け入れ実績は徐々に増加しているようです。
ナイルでも現時点で全社員の約7%が出戻り社員。今回はそのうちの2名にお話を聞いてみました。

小林 裕美さん

社長室組織人事
2008年入社。バックオフィス業務を幅広く約7年間担当した後、ブライダルやホテル関連サービスの人事として転職。2018年ナイルに戻り、労務や組織作りに携わっている。

工藤 択斗さん

スマートフォンメディア事業部Applivマンガプロジェクト 開発責任者
2012年にエンジニアとして入社。コンサルティング事業のアクセス解析ツールやコンテンツ進行管理ツールの開発に携わった後、受託開発や起業を経験し、2017年にナイルへ再入社。現在はApplivマンガの開発責任者をしている。

経験が足りないから、キャリア選択の判断軸がないと気づいた

―― 工藤さんは2012年に新卒で入社したんですよね。

工藤: 正確には大学を中退して入社してるんだけどね…。3年生までに単位は取りきっていたけど、ナイルでインターンをしていて内定をもらったので、中退して1年早く入社を決めました。入試で学年トップくらいで入学して学費免除だったので、割とあっさり退学しましたね。当時は会社全体としても30人くらい で、最初はエンジニアが4人とかの規模感でした。

小林: 工藤くんが中退するって聞いたときは本気で心配だったよ…(笑)。

工藤: まあそうだよな(笑)。

―― そこから転職に至ったのはどういう経緯だったのですか?

工藤: あるとき、月次面談で上司から今後のキャリアについて聞かれたんです。技術力や専門性を高めていくか、マネージャーを目指していくか。エンジニアでよくあるキャリア選択ですよね。
これを問われたときに初めて、自分はどうなりたいんだろうと真剣に考え始めました。そんなときに、代表の人間としての深みを感じる出来事があったんです。自分とそれほど年齢が変わらないはずなのに経験値が全然違うなと。そこから起業でもしたら少しでもそんな人に近づけるのかなとぼんやり考え始め、自分が起業してできることといえば開発だったので、受託開発をするためにナイルを出ることにしました。

―― 受託開発事業はうまく行ったんですか?

工藤: 起業を目指してまずはベンチャー企業などで受託開発をして、その後地元の友人と会社を立ち上げました。その事業はうまく行ってお金も貯まってきたので、開発をしながらも自社サービスを何か作りたいと考えていましたね。でも何もアイデアが無かったので「爆弾を作って海外に売るか」とかバカみたいな話もしてたな(笑)。最終的には色々あり地元北海道で焼肉屋をオープンしました。


北海道でオープンした焼肉屋「も~」

―― 焼肉屋さん!その経緯も聞きたいところですが…(笑)。その後、様々な経験を経てナイルに戻ってきたわけですね。

工藤: 本当に多くの経験をしました。焼肉屋がオープンしてしばらくしてから、やっぱり開発に集中したかったので、店舗は店長に任せて自分は受託開発をしに海外に行ったりもしました。でも自分がいない間に焼肉屋では色々とトラブルもあり、最終的には店をたたむことに決めました。今思うと当時の自分は、たとえ小さなお店1つでも人を雇い、品を仕入れ、販売し、運営していくという事業経営を甘く見ていたと思います。
そんなわけで店をたたみ東京に戻ってきて次の道を考えていたときに、ナイルから「戻ってこないか」と誘ってもらえたので、戻ることに決めました。

がむしゃらに働いたベンチャーでの経験。でも将来に不安もあった

―― 小林さんは創業2期目からの社員ですよね。当時はどんな雰囲気でしたか?

小林: 当時は本当にしっちゃかめっちゃかでしたね…。入社当日に代表の怒号が聞こえてきて、「すごい会社に入っちゃったな…」と最初は思いましたよ(笑)。

―― 最近のメンバーからすると、代表が怒鳴り声をあげるなんて想像も出来ないですよね…!業務としては当時何をされていましたか?

小林: 営業事務のような業務から始まり、人事労務、総務、法務、庶務などバックオフィス周りは色々とやってきました。でもふとしたときに、色々手はつけているけど知識が浅いと感じるようになり、専門スキルをつけていきたいと思うようになったんです。


当時はヴォラーレ株式会社という社名だった

―― たしかにかなり幅広い…。そこでスキルを深掘りするために転職されたんですね。

小林: はい。上場企業の人事として転職したのですが、自分の知識の浅さに直面しましたね…。経験豊富な方が多く、人にも恵まれたくさん修行をさせてもらっていました。ただ、ワークライフバランスを保つのが難しい環境だったので体調を崩してしまった時期があったんですよね。

―― ナイルに戻るきっかけになったのは何だったのでしょうか?

小林: あるとき、ナイルで労務担当を募集しているというお話を聞いたので元同僚を紹介しました。その後「お礼を兼ねて」とお食事会をしてもらったんです。

工藤: まさか…(笑)。

小林: うん。その「まさか」で、その日の食事会は楽しく終わったのですが、後日「小林さん戻ってきませんか!?」とお話をいただき、今に至ります(笑)。そんなお話になるまでは、ナイルに戻るという選択肢はまったく考えていなかったんですけどね。

出戻りのきっかけは「退職しても残っていた、ナイルメンバーとの繋がり」

―― 小林さんは退職後もこのようにナイル社員と交流があったようですね。

小林: 私はこれまで色々な会社に勤めてきましたが、辞めた社員のことをここまで気遣ってくれる会社はなかなかないですよ。「○○の誕生日会するから来なよ」と取締役が誘ってくれたり、昔からいる女性メンバーでの集まりも呼んでもらえたり。

工藤: 俺も、退職後も一部のメンバーとは定期的に会っていましたね。北海道とかタイにいたときは、みんなと遊ぶために、オンラインで済むミーティングをわざわざ東京でやったりしていました(笑)。

小林: あとナイルでは最近部活動が盛んで私はバレー部に入っているのですが、この部活にはナイルに再入社する前から入っています。練習に行ってみたら全然知らないインターンの人がいたことも。


バレー部の練習には再入社前から参加していた小林さん

人は変わっても人柄は変わっていない

―― ナイルに戻ってきて感じたことを教えてください。

工藤: 自分がいた当時からメンバーはある程度変わっていますが、人柄に関しては一貫性というかずっと変わらないものがある感じがしていますね。まず代表が本当にまじめで誠実。合理的で冷静なイメージが先行しがちだけどくだけるところはくだけるし、根本には人や社会に対する誠実さみたいなのがあって信頼できます。
正直、受託開発と焼肉屋の会社を潰した後もまた自分で会社をやったりフリーランスで生きていくだけの力はつけられたと思います。でもこの経営陣なら一緒にやっていきたいって心から思えるので、戻る決断をしました。

小林: でもこの会社、キラキラ度は増したよね(笑)。昔あった「売上持ってきてなんぼじゃ!」みたいな「ザ・ベンチャー」の雰囲気は薄れてますね。

工藤:とはいえうちってパリピみたいな人はいないよね。盛り上がるときは盛り上がるけど、変に恥ずかしがり屋というか。

小林: 一見とっつきにくそうだけど、打ち解けると人懐っこい人が多い。面倒くさい性格かもね(笑)。

次のフェーズをともに創っていく

―― これまでの経験を経て、この先ナイルでやっていきたいことを教えてください。

小林: さっきの「キラキラ」って、人が増えてメンバーが多様化したことによるものだと思うんですよね。それに組織が大きくなるとどうしても部署間の日常的な横軸の繋がりは少なくなるので、社員同士の関心をどう集めていくか、というのは最近考えています。今私がやりたいのは、社員が健康で納得感を持って働ける環境作りです。

―― 組織を作る上で、上場企業を経験したからこそ見える視点もありそうですね。

小林: それはありますね。元々学生ベンチャーから始まっているので、この会社しか知らないメンバーがいるのは課題にもなり得ると思います。自分自身は上場企業を経験したからこそ「今のナイルはここがまだ整っていないなー」と客観的に見られるようになりました。最近は私のような出戻り社員や中途メンバーも増えていますし、自分の経験を活かしてそういう点を1つずつ潰していきたいですね。

―― 工藤さんは、最初にナイルを退職するときに考えていた「技術かマネージャーか」という迷いに対する答えは出ましたか?

工藤: そもそも技術かマネージャーかっていう二者択一だけではないと気づきました。マネージャーをやりたくないっていう人は技術力だけを磨けばいいかもしれないですが、エンジニアのマネージャーをやるなら技術力があることは前提なんですよ。そうじゃなきゃどうやって意思決定するんだって話で。

自分自身は現時点では開発責任者という道を選んでいますが、マネージャー職にこだわりあるわけじゃないので、適任者が他にいたらその人がやればいいと思います。とにかく今自分が考えてるのはApplivマンガを日本一の電子コミックストアに育てて、みんなをミッドタウン日比谷に連れて行くということ(ちょっと前まではGINZA SIXって言ってたけど新しいのが建ってることに気づいた)。

小林: ミッドタウン日比谷(笑)?

工藤: 正直どこでもいいんだけど、今のオフィスは手狭になってきているので、「今ここに引っ越したらイケてる」っていう場所への移転を目指したいですね。渋谷とか新宿みたいに人が多いところは苦手なので、ここは大人っぽく日比谷とか銀座だなと。

―― なるほど(笑)。お二人は様々な経験をしてきたからこそ、ナイルのいいところも課題感も冷静に捉えているんだなと感じました。その上でメンバーや環境を魅力的に感じて戻ってきてくれたことはすごく嬉しいです!退職後もその人の未来を応援し、いい関係を築いてきたからこそ「出戻り」が起きている。この状況は自社ながら誇れる文化だと思います!

関連記事